毎日杯+ドバイ国際競争4レース 予想
本日は毎日杯とドバイ国際競争4レースの予想を書いていきたいと思います。
今回はドバイの方に力を入れて予想を書いていきますので宜しくお願いします。
阪神11R 毎日杯
◎グレートマジシャン
◯シャフリヤール
▲ロジローズ
ここは流石にグレートマジシャンとシャフリヤールが抜けているのでは?
頭数も少ないし人気馬強そうだしでちょっと馬券的には難しいレースだと思いますが、混沌としている今年のクラシック戦線を占う意味では結構楽しみなレース。
先に前走共同通信杯で3着に走ったシャフリヤールについて。
レース前から今年の注目馬が勢揃いした一戦という事もあって、もはやレースが始まる前からハイレベルなレースになるのが目に見えて分かる様なメンバー構成でしたが、このレースではエフフォーリアの強さが目立っていましたね。
スローの瞬発力勝負となり、先行して早めに抜け出したエフフォーリアが上り3F2位の脚を使って2着に0.4秒差の完勝。この遅い流れでこれだけ着差がつけられるのですから、現状瞬発力の高さに関しては言う事なしかなと思います。
とは言え、あまりにもスローすぎて上り幅の小さいレースとなり、後ろのポジションで競馬をした馬たちが物理的に届かないというレースになったというのも確かなので、これで完全に勝負付けが済んだとは考えていません。
その共同通信杯でシャフリヤールは出遅れて外の後方を追走し、直線外を伸びてくるが何とか3着までという内容でした。
ただ前述したように、このレースは上り幅の小さいレースで後方から差し届かずの内容自体は悲観するものではないと思うので、初の輸送とか展開を考えれば仕方のない3着だったのかなと思っています。
2着のヴィクティファルスが次走スプリングSを勝利しているように、ここで強い勝ち方を見せるようだと、共同通信杯組のレベルの高さが証明されると思うので、とても注目ですね。
思い返せば兄のアルアインもここを勝ってGⅠ馬へと出世したわけなので、アルアイン好きとしてはちょっと応援したくなるシチュエーションです。笑
しかし、そのシャフリヤールの活躍もかすむくらい、グレートマジシャンの前走の勝ち方は圧巻でした。
前走のセントポーリア賞では、2着のバジオウより上り3Fが0.9も早い33.3の脚を使って、レースラップ11.6-11.2-11.1の加速ラップを優々と差し切り。
出遅れるし、口向き悪いし、直線本気で走らないしで、まだまだ馬が遊んでいるような感じでこのパフォーマンスという粗削りな部分に非常に魅力を感じますね。
しかもタイムも非常に優秀。
セントポーリア賞
前半1,000m通過 60.4
勝ちタイム 1.46.5
同日2勝クラス
前半1,000m通過 59.5
勝ちタイム 1.48.2
同日2勝クラスと比較して、前半の通過タイムを考慮すると2秒以上は早いタイムで走っている計算となり、それでいて加速ラップという事はまだ底を見せていないという驚き。
5月生まれと遅生まれであり、母系を見る限り完成はまだ先になりそうではありますが、現状でも能力は相当高いと思うのでこの馬をシャフリヤールより上に評価したいと思います。
まあ小頭数でこの2頭を評価している時点で馬券は買えないので、素直にこの2頭がどんな競馬をしてくれるのかを見るレースとして楽しむことにします!
メイダン6R ゴールデンシャヒーン
◎マテラスカイ
◯スイッツァランド
▲ワイルドマンジャック
☆グッドエフォート
△アルタリク、ヤウポン、アルタリク、キャンヴァスト
メイダン競馬場のダートはアメリカの砂質と似ているとの事で、例年アメリカとUAEの馬が勝利していることからも分かる様に、スピードが出やすい馬場状態という事が分かります
今回の出走馬で見ると、地元勢は走り慣れているので馬場適性に関しては特にいう事はありませんが、前走サウジアラビアで行われたリヤドダートスプリントからの参戦馬が数頭いるので、そことの比較を簡単にしてみます。
サウジアラビアのダートはメイダン競馬場と比較して脚抜きの悪い砂質みたいなので、スピードよりもパワーが求められる馬場みたいです。
結構欧州の芝馬でも走れるようなダート質との事で、今年のサウジCは仏ダービー馬のミシュリフ(ドバイシーマクラシックに登録)が勝利しているように、パワー寄りの適性が必要な馬場です。
さらに付け加えると、リヤンダートスプリントが行われた日は少し雨が降っていたみたいなのですが、雨が降ると内ラチ沿いが伸びなくなって外差しが決まりやすくなるという特徴もあるみたいで、サウジダービー、リヤンダートスプリント、サウジCの3レースを確認した限り、確かに3レース全てで内から1,2頭目を走っていた馬が止まっていたのを確認できました。
そのリヤンダートスプリントでインを通って上位に走っていた馬が本命対抗にしたマテラスカイとスイッツァランドでして、マテラスカイは一昨年の当レース2着なので適性があるのは間違いないですし、スイッツァランドも前々走はメイダンの重賞を勝利しているので、メイダン替わりでパフォーマンスを上げるのではないでしょうか。
また、両者ともに父がSpeightstownという事でスピード勝負のダートは得意な血統ですから、この2頭が一緒に好走しても不思議はないのかなと思っています。
正直、他の馬との力関係は分からない部分が大きいのですが、一昨年のゴールデンシャヒーンはGⅠ馬が複数頭いてかなりレベルが高かったのに対して今年はGⅠ馬不在のレースになるので、一昨年ハイレベルメンバーの中で2着に走ったマテラスカイが念願のGⅠ勝利を手に入れるチャンスが高いと考え、本命とします。
メイダン7R ドバイターフ
◎ロードノース
◯ロードグリッターズ
▲アルスハイル
☆エクラティーン
例年、日本馬がよく好走するレースですが、メイダンの芝は香港と似ているみたいで、そこそこタイムが出やすくスタートからゴールまでほぼ平坦の直線は450mくらい。高低差を無くして直線短くした東京みたいな感じですかね?
一昨年に比べるとやはりメンバーレベルは低いのかなという印象ですが、果たしてヴァンドギャルドがどこまで戦えるか。
距離が延びるのも微妙ですし、例年よりも高速馬場みたいなので、タフな展開でもバテないのが強みだと思っているヴァンドギャルドにはちょっと向かないような気がします。
ここは順当に決まる想定で。
メイダン8R ドバイシーマクラシック
◎モーグル
◯クロノジェネシス
▲ミシュリフ
☆ウォルトンストリート
△チャンネルメイカー、ラヴズオンリーユー
クロノジェネシスが海外で活躍するところを見たい!という気持ちはありつつも、平坦で直線もやや長めのコースかつスローの瞬発力勝負になりやすいレースという事を考えると、天皇賞・秋で見せた非凡な瞬発力もあるという事は理解しているが、ベストな舞台ではないだろうという事で対抗評価まで。
本命のモーグルは前走香港ヴァーズでエグザルタント相手に3馬身差の完勝で、抜け出すときの末脚は非常に見ごたえのある物でした。
2走前のBCターフでは、小回りコースの大外枠でスタート後最後方に下げ、道中馬群に突っ込んでいくが前が止まらずの5着という内容。
今回瞬発力を活かせる舞台に替わるのはプラスで、BCターフで馬群をさばいていけることも分かっているので最内枠も良し。
コース形態的にインが有利になりやすいので、一番競馬がしやすいのはこの馬なのかなという予想の下、モーグルを本命にします。
まあ、ここもやや堅めの決着になるのかなと思っています。
メイダン9R ドバイワールドカップ
◎スリーピーアイズトッド
◯ヘスースチーム
▲サルートザソルジャー
☆ミスティックガイド
△ハイポセティカル、ミリタリーロー、ザグレートコレクション、マニークール
個人的にはここが一番楽しみなレース。
ここは、多分人気しないであろうスリーピーアイズトッドから。
戦績を見て分かる様に、パッとしない馬柱になっていますが、近2走のペガサスWCとサウジCはしっかりと敗因があります。
まずペガサスWCですが、1~3着馬が逃げ先行馬の中をほぼ最後方から追い込んで4着まで押し上げており、展開負け。
前走のサウジCが特に注目で、スタートはそこそこ出て先行集団に入ろうとした際に2着馬に前をカットされてしまい中団にポジションを下げ、そこからずるずると下がり3コーナーの入りでジョッキーが立ち上がるレベルの不利を受けてほぼ最後方までポジションを下げています。
普通なら最後方までポジションを下げるような不利を受けたら巻き返しは厳しいのですが、そこから猛烈に追い込んで5着に好走。
しかも、ゴールデンシャヒーンの所で述べたように、この日はインが伸びない馬場状態の中でインを突いて伸びてきているのだから驚き。
4着のニックスゴーは何度もアメリカGⅠを勝っている馬で、前走のペガサスWCの勝ち馬でもありますが、これだけの不利を受けながらその馬との着差も一気に縮めていることを考えると、馬場や展開が噛み合ったら十分GⅠでも勝負になるのではないかと考えました。
多分そこまで人気しないと思いますし、一発穴をあけるだけの能力は持ち合わせている馬だと思うので、力関係が分かりにくい今回は思い切ってこの馬から勝負したいと思います!
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございます。