君はモッキンバードの塗膜の厚みを見たことはあるだろう
これは私が実際に体験した出来事です…。
当時の私はギターの塗装を剥がすことに魅入られた悲しきモンスターでした。
(Youtubeで塗装剥がしのランキングを作るほどにハマっていました。)
ハードオフアンバサダーでもある私は、ハードオフでジャンクのギターを買い漁っては塗装を剥がす日々を送り、ジャンクコーナーにある安ギターを全て無くすほどに暴れていました。
なので安ギターの調達先が無くなった私はヤフオクにまで手を伸ばし始め、その時に1つのモッキンバードのボディを見つけました。
100円スタートだったことと、何よりモッキンバードの塗装剥がしをした事がなかったので興味が湧き、気づいたらときにはモッキンボディを落札していました。
届いたボディを持った感想ですが、重すぎます。
いつもテレキャスターなどを触っている者からすると、このボディの厚みの凄いこと。こんなもの長時間使ってるギターリストの方は筋肉マンだと思います。
それでは早速塗装を剥がしていきます。
剥がす方法は色々ありますが、とりあえず削ってみようということでオービタルサンダーを使用します。
やってみるとわかったんですが、全く削れません。通常の塗装なら簡単に削れるんですが、コイツは本当にビクともしないです。
ボディも厚いが塗膜も恐ろしいほど厚いです。何mmとかあるレベルです。
それでもやり続ける事1時間と少し、やっと剥がせました。もう握力がないです。
だがここで問題がでてきました。
モッキンバードのR部分の塗装をどう剥がすかです。小さいRについてはSGよりもキツく、オービタルサンダーは確実に入りません。
使用できるとしたらルーターかベルトサンダーですがどちらも手持ちで無く、このためだけに購入するのも……という感じです。
こういう時はヒートガンを使用して削る方法をオススメしたいのですが、先ほどオービタルサンダーで気力を全て使い果たし、早く終わりたいという気持ちしかない私は一つの決断をします。
ぶった斬ってしまおう。
ただしモッキンバードはボディーの厚みが40mmもあるので簡単には切れません。
電動ノコで一気に切りたいとこですが電動ノコは一度走り出すと失敗は許されないので、ここは手で切ることにしました。
厚み40mmは伊達じゃない……。
気力も握力も使い果たしました。
もうモッキンバードが嫌いになりました←
いくら塗装を剥がすのが好きでもモッキンバードだけは安易に手を出してはいけない…。
そう思った秋の夕暮れでした…。
#ギター改造
#ギターリメイク