「愛の不時着」沼から抜け出すために。
自身のコロナ感染疑惑で職場から10日間の休みが突然出たので以前からYahooで話題になっていた愛の不時着をNetflixで見ることにしたのが20日前。5日で全てを見終って以来、どっぷりハマった沼から一向に抜け出せない。仕事が再開してからは確実に日常生活に支障が出てきている。寝不足、テーマソングがずっと頭の中で流れていて集中できない、早く家に帰って沼にハマりたい。鼻歌、独り言も増えて変な人になっている。このままでは体調も崩してしまうかもしれない。愛の不時着について語り合える友が責めて身近にいればいいのだが、誰もいない。英語圏に住んでいるがゆえに私の日本人友達らは英語のNetflixは見ないと言う。実は私も最近まで英語圏で開設したNetflixが言語設定で簡単に日本語可にできることを知らなかった。
知らなくて一度目は英語字幕で見た。軍事の単語が難しくて内容があまり入ってなかったけど、それでもハマった。そして二度目は日本語字幕で全話を見た。彼らの表情を見る余裕が出てさらに深みにハマった。それから一体私は何度見ているのだろう。朝起きて仕事へ行く前、帰ったらすぐに、何度も繰り返し見ている。そして通勤中にテーマソングを聞いては涙をする。休みの日も、もうどこへも出かけたくない。ただ家にこもって沼にどっぷりとハマっていたい。
沼脱出の為に現在している作業はいくつかある。何度も見たいシーンだけを携帯で画面撮影し、ゆくゆくは全部見なくてもそこだけを見て気持ちを落ち着かせたい。何度も繰り返し見ればきっとこの沼から脱出できるのではないかと思う。ブログを開設してとにかく思いを吐き出す。できれば話し合える誰かがいればいいかもしれない。
愛の不時着がいつの日か、日本語吹き替えでテレビ放送される日が楽しみである。私のような不時着難民が一体どれだけ増えることだろう。冬ソナとか天国の階段は聞いたことがあるだけで見たことはないけど、それ以上になるに違いない。
もともと私は韓国ドラマに興味を持ったことはなかった。日本のドラマはネットで見るけど、同じドラマを何度も見る気になったことなど一度もなかった。結局たどり着いた答えは愛の不時着はドラマとして私の頭にインプットされていないということ。まるで現実に起こっているかのように錯覚しているのである。一日一度は自分に問いかける。もし私がパラグライダーで北朝鮮に不時着して、ユン・セリと同じ経験が出来るとしたら、果たしてするだろうか? 苦労の末に得た仕事を捨て、生活を捨て、竜巻に巻き込まれるわ、何度も死にそうにもなる。それでも私はあの世界へ行くことを選べるだろうか?
迷わず言える。”私、行きます。”
最近わかったことは、私はこのドラマの中の人々、例えばリ・ジョンヒョクにはまっているのであり、その役を演じているヒョン・ビンに、はまっているのではないということ。沼脱出の為に彼の他のドラマを見てみようと一話を再生してみたけど、やはり沼にすぐに戻ってきてしまうのだ。そして同じ話を何度も繰り返しみる。同じシーンで感動して胸苦しい。数日前、私は頭がおかしいのではないかと心配になり、私と同じ人はいないのかとネット検索をした結果、同じような人が何人もいることがわかり心が安まった。
それでは私の沼シーンをカテゴリー別に吐き出していこうとおもう。
胸キュン編 アロマキャンドル:リ・ジョンヒョクが市場で迷子になったユン・セリを探しにきたシーン。
「今回は香りがするロウソクだ。合ってる?」何度見ても”いやぁん”という声が無意識に出てしまい、恥ずかしいけどやめられない。だって、このシーンはユン・セリ(私)がリ・ジョンヒョクに心を撃ち抜かれた瞬間だから。あの笑顔に完全に堕ちました。
挿入歌を聞くだけで泣けたら、あなたも立派な沼仲間です。あぁ、ため息。
続く。