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タヒチライムを挿し木で増やしてみます。

うちにタヒチライムという少し珍しい植物がいます。

なぜタヒチライムを持っているかと言うと、タヒチライムが耐寒性があるという点に注目しています。

日本のライム事情

日本のスーパーで売っているライムって値段高いと思いませんか?値段が1つ150円以上したりしています。

ただこれ海外のスーパーだと数個で数十円というレベルです。

日本に置いてあるライムは外国産で、海外の輸入に頼っている分価格が非常に高いのです。

そして日本だとよく料理に柚子が入っていたりしますよね?場合によってはオレンジだったり添えてあったりします。

どうも聞いた話だろうと、世界ではこういった柑橘系を料理で使うものでいうとライムが最も使われるそうです。

ただ日本で売られているライムというのは実は防腐剤のワックスが付いています。これは輸入する間に腐らないようにすることを目的としています。

そのため、ライムの皮を料理で使ったり、皮をついたままライムを料理に使えないというのが日本でのライム事情なんです。

料理にフルーツが入っている件

ところででみなさんはおかずにフルーツが添えてあるもの、フルーツが入っているものをどう思いますか?僕個人の意見としては大好きです。

例えば、酢豚。酢豚には肉を柔らかくするためにパイナップルが入っていますよね?あれ嫌いな人多いと思います。僕は超好きです。

つぎにミートボール、イケアのレストランでミートボールを頼むとブルーベリージャムがついてくるのを知っていますか?ミートボールとブルーベリージャムですよ?最初見た時には「これ絶対合わんやん」と思いましたが...最高に美味いんです。僕は超好きです。

他にも定番なのがレモン、唐揚げだったり、タンだったりいろいろな料理でも使われますね。日本だとレモンがもっとも料理で一番使われる柑橘類だと思います。

そして肝心のライムですが、全く日本の食卓では使われていません。これは上でも書きましたが、ライムは外国産に頼っており、防腐剤などがついていて料理に添えるなどには向かないためだと考えられます。

日本人の食卓を変えたい

と言うと大げさですが、少なくともうちの食卓を変えたいです。

特にコロナビールにライムを使いたいです。日本だと飲みに行ってもコロナビールを置いてあるところはありませんが、海外だと定番です。

コロナビールを頼むとライムが付いています。あれが最高に美味しいんです。

それを手頃に飲めるようになりたいと僕が思います。ということでうちでタヒチライムを栽培して、そこで出来たライムを使ってコロナビールで一杯したいわけです。

あと国産ライムの農家も機会があればやってみたいと思います。

タヒチライムについて

ここまでライムの説明をしていて、やっとこさタヒチライムの説明です。

日本国内で出回ってる国内産ライムといえば、「タヒチライム」「メキシカンライム」だそうです。

タヒチライムですが、交配種のようです。いちおうお得意の英語を駆使して調べ上げました。

まず名称についてです。日本では「タヒチライム」と言います。学名は 「Citrus latifolia」、英名はTahiti lime、Persian limeと言ったりするそうです。

どこぞの教育機関のデータベースに論文らしきものに情報が書かれています。

論文中に書かれていますが、タヒチライムの起源は不明だそうです。また推測としては、Mexican limeとcitron(シトロン)のハイブリッドだろうと書かれています。

タヒチライムという名前だけあって、タヒチで栽培されていた品種だそうです。

あとタヒチライムですが、サイズ的には4.5~6.0mになるそうです。

最大の特徴は耐寒性があることです。日本でライムが流通しない理由はライムは基本的に耐寒性がないので、日本のように雪がある場所では育てられないのです。

もちかしたら、雪が降らないような地域ではライムを育てられるのかもしれません。鹿児島とか宮崎とか、四国あたりなら普通のライムも可能性があるかと思います。

ただうちの辺では雪は年に数回降ります。数センチほど積もります。そういった地域でも栽培しようと思うと、やはりタヒチライムがベストです。

なお他にも耐寒性のあるライムがあるのですが、味と耐寒性の両立で考えるとタヒチライム一択です。

タヒチライムを挿し木に

柑橘系というのは結構簡単に挿し木にできるイメージです。接木はよくありますね。

タヒチライムも柑橘系なので挿し木できるだろうということで試しにやってみました。

そもそもの話ですが、うちのタヒチライムの苗がイモムシに食われまくって葉っぱがやられまくりました。そこで新しく葉が全然出てこないこともあり、丸坊主にしようと思います。

そういう経緯で枝が余りますので挿し木も同時にやっていくのです。

なお基本的な手順はこちらのオリーブの挿し木の動画と同じです。参考にしてください。

1. 枝を準備する

まずタヒチライムの枝を切っていきます。今回は丸坊主なので気にせず枝を根元から切っていきます。

ここで注意するべきなのはハサミが清潔であることです。ハサミは金属製のものを使い、沸騰したお湯をかけて殺菌してから使うのがベストです。

2.  挿し穂をメネデール希釈液に漬ける

挿し穂は2時間ほどメネデール希釈液につけておきます。

メネデールというのは、種を発芽させる際に使う「芽・根が出る」という薬剤です。もちろん挿し木にも使えます。

ホームセンターに普通に売っているのでぜひ使ってみてください。

メネデールは標準濃度が100倍希釈で使うそうです。容器の裏に表記されています。今回は100倍希釈の液を使いました。

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容器の下のほうにも書かれていますが、キャップ1杯が約10mLです。

私の場合には2配分≒20mLを2,000mLで薄めて100倍希釈で使っています。よく買う水のペットボトルが2L=2,000mLなのでそれを使い希釈しています。

3. 挿し穂を水苔で巻く

メネデール希釈液に浸していた挿し穂ですが、この根っこの部分に水苔を巻いてアルミホイールで包みます。

普通なら土に挿しておくのに、なぜこういう風にするか??ですが、土に挿しておくと水やりをしないといけません。

挿し木にとって乾燥は命取りです。乾燥すると挿し木は失敗します。しかも挿し穂は短いので土の表面数センチのところになりますので簡単に土が乾燥してしまいます。

常に水やりをできると良いのですが、それができるわけではありません。私の場合キャンプに行きますので数日いないこともよくあります。

その乾燥を防ぐ手段として、水苔を使います。種まき培土を使ったり、いろいろある中で水苔を使います。

これは過去の経験上、水苔がベストであると知っているからです。論理的ではなくすみません。

4. ペットボトルの中に挿し穂を入れる

ペットボトルの中にアルミホイルで包んだ挿し穂を入れます。

これは2Lのペットボトルをカッターで切ってそこに入れています。

最後には密閉にするのでセロハンテープでくっつけて密閉にして放置します。葉っぱが乾燥しないように密閉にしておきます。

5. 1~3ヶ月放置

これは時期により異なりますが、夏だとだいたい1ヶ月くらい放置しておくと根っこが出てきます。

これは様子を見ながらになります。

今回の場合には2021/8/7時点から始めましたので9月前半で一回チェックしてみます。

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オリーブの記事で同様に挿し木と取り木の方法について触れています。オリーブは挿し木の成功率が低く、難しいです。

そのためより成功率を上げるために細かい配慮が必要になります。その辺りを詳しく書いておきました。参考にしてください。

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