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スタートタイミング

こんにちは、さるすべりです。

いまさら聞けないボートレース、
今回も基本的なことから
ちょっとした豆知識までアウトプットしていきます。

今回のコラムは
スタートタイミング」について。

ボートレースはその競技の性質上、
スタートのタイミングがレースの勝敗に大きく影響します。

スタートが良ければ、
スピードに乗ったまま最初のターンを有利に進めることができ、レース全体をリードしやすくなります。

逆に、
スタートが遅れるとその差を埋めるのは非常に難しく、後れを取ったまま終わってしまうことも多いです。


なので、私たちが予想をする時はまず、
スタート時点のスリット体系はどのような形となるかをイメージする必要があります。


そこで、今回のコラムでは
「スタートタイミング」について
アウトプットしていきたいと思います。

では⇩


スタート展示との関係


選手たちは本番レースの前に
「スタート展示」を行います。

これは、
実際のスタートタイミングを計るリハーサルのようなもので、
このスタート展示では多くの場合「タッチスタート」前後を狙って全速でスタートを切るようにするのが一般的です。


スタート展示後にはスリット写真が掲示され、
選手は自分のスタートタイミングを確認し、
その情報を基に本番での調整を行うことが多いと言われています。


例えば、
スタート展示で早すぎると感じた場合、
起こし位置(エンジンをかけ始める地点)を後ろにずらすか、少し遅らせて本番でスタートタイミングを合わせるのが一般的な調整方法です。


それでももし、
本番のスタートで「早い」と感じた場合、
選手はレバーを一度緩めて(放って)
タイミングを遅らせることがあります。

これにより、フライングを回避しながらも、
ある程度のスピードを保ったままスタートすることができます。


ただし、"レバーを放ってしまう"と加速が鈍り、
スピードは完全に活かせなくなるので、
捲り等で必要となる全速でのスタートを切ることはできなくなってしまいます。


スタート展示のF(フライング)と出遅れ

まず、
スタート展示でフライング(F)していた選手についてですが、

基本的には展示でFを切っていても、
本番ではタイミングを修正してくるのが普通です。

余程のスリットオーバーだと修正に不安がありますが、多少のFくらいは修正が効きやすいので気にする必要はあまりないのかなと思います。

したがって、
展示で多少のFを切っていたとしても、
そこまで深刻に捉える必要はありません。


しかし、
展示で大きく遅れていた場合は
注意が必要な場合があります。

スタートに関して、
本番レースでもタイミングが早過ぎた場合、
最悪放ってしまえばレースには参加できますが、

遅れた場合はタイミングを後から足し算のように調整することはできません。

展示で凹んでいるのは
スタートが見えていない場合や、
足が弱く届いていない場合なども考えられるので
展示で目を光らせておく必要があります。

遅れそうな選手を見極めるポイント

先ほどの続きですが、
スタート展示で遅れてしまえば、一発勝負で本番に修正してくるのは難しい作業となります。


実際に本番レースで遅れそうかどうかは
スタート展示を見て判断していくこととなります。



スタート展示を見慣れてくると、
特に「起こし」と「行き足」に注目してみることで
選手が本番で遅れる可能性も予測しやすくなります。


特に、起こしがスムーズにいかない選手は、
前回の記事でも説明しましたが、
その後の加速も鈍くなり、本番でも遅れがちです。



ただし、注意したいのは
展示で遅れたから本番も遅れるだろう!
と早々と判断してしまうこと。

よくある間違い


「スタート展示で遅れれば本番も遅れるはず」
「展示のスタートが良いから本番も良いはず」

といったように、
展示のスリット体型が本番レースでも再現されるのではないかと考えてしまうのが
初心者の方によくある間違いだと思います。


展示のスタートについては、
選手それぞれの考えがあるので、
基本的にスタート展示のタイミングが本番でも同じように再現されることは少ないです。

実は、このスタート展示の時点で、
駆け引きが始まっているとも言われています。

全速でタッチスタートを狙う選手も入れば、フライング気味にスタートして前の艇にプレッシャーをかけにいったり、伸びを隠すようにあえて遅れ気味にしたりと様々です。


「スタートは水もの」とよく言われるため、
展示のタイミングは参考程度にしながら、基本的には選手それぞれのスタート勘やモーターの仕上がりを見ながらスタートを予測することが大切です。


スタートタイミングを読むコツ

スタートタイミングを読むためには、
単にスリット写真だけを見るのではなく、
選手の動きを全体的に観察することが大切です。

スタート展示では選手の「起こし」と「行き足」がどうなっているかに注目し、それが本番にどう反映されるかを考えながら予想を組み立てることで、
より正確な判断ができるようになってきます。

スタート展示では、
スリット写真だけで判断せずに
「起こしからの行き足」や「行き足からの伸び」
をしっかりと確認していくことが重要です。


以上のことから、
スタートタイミングは競艇における非常に重要な要素なので、
予想をする際は「スタートがどうなるか」をしっかり意識する必要があります。

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さるすべり
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