タイムデータについて
今回も
今更聞けないボートレース
始めていきましょう。
さっそくですが、
多くの初心者の方にとって、
よく分からないのが展示航走ではないでしょうか?
どうしても目が慣れるまで
「違いがわからない!」
「全部同じに見える!」
って感じではないでしょうか。
僕もそんな感じでした。
周回展示の見方については過去にも無料でnoteを書いているので、また参考にでもしていただければと思います。
それでも目が慣れないと
全部一緒に見えてしまいますよね。
そういう人は
【オリジナルタイムデータ】も参考にしてみると良いかもしれません。
オリジナルタイムデータとは?
オリジナルタイムデータとは、
展示航走が終わった後に場内や各場の公式サイトに掲載される、それぞれの計測位置で測ったタイムのことをいいます。
昔からある展示タイムについては公式サイトでも見れますが、
この他にもそれぞれのボートレース場において、
直線タイム 、まわり足タイム 、1周タイム
(桐生については半周ラップタイムも)等が公表されています(場によっては無い所もあります。)。
展示航走後に各ボートレース場のホームページを見るとオリジナルタイムデータが提供されていますので、まだの人はブックマークやホーム画面に追加して保存しておきましょう。
では、簡単に基本用語の説明から。
①展示タイム
展示タイムとは、バックストレッチのスタートライン延長線から第2ターンマークまでの150mを計測したタイムです。
スピードがついた状態から測っているため、最高速度を表す 「伸び」の参考となります。
②まわり足タイム
1マークのターン入り口から出口までの区間を計測し、いわゆる「まわり足」(ターン周りの足)の参考となります。
コンパクトなターンが出来ていればタイムが良く、膨らんだターンになるとタイムが悪くなります。
③直線タイム
ターンを周り終わってからバックストレッチ中間くらいあたりまでの区間を計測しており、いわゆる「行き足」が反映されます。
ターンしてからスムーズに加速するとタイムが良く、ターンしてからスピードが出るまで遅いとタイムが悪くなります。
このうち、「展示タイムが出ていれば買い!」と言うようなメディアもあったりしますが、注意点もいくつかあげておきます。
直線タイムについて
それぞれのタイムについて簡単にご説明しましたが、現代ボートにおいて最も重要な役割を果たすのが直線タイムであると言われています。
これは目展示で言うところの「行き足」の部分に直結します。
この直線タイムはターンの立ち上がりの部分に直結するタイムのため、プロペラが合っていなかったり、エンジンが出ていなければどうしても力の差が出てしまう部分なので、
この直線タイムは選手自身も足が良くなったかどうか等の判断の指標として扱われることもあるようです。
この直線タイムの活用方法として、
例えば、直線タイムが悪く展示タイムだけが出ているような場合では、「中間速(有効な加速)が無いため、後伸びで有効な伸びとして使えないのでは?」とか、
反対に直線タイムと展示タイムの両方が良い場合は、「行き足から伸びにかけて良いんじゃないか?」
等と考えることもできそうですよね。
特に直線タイムと展示タイムが噛み合っていれば、抜群のスリット足に仕上がっている可能性もあるので、それぞれのタイムも馬鹿にできません。
このように、
各種タイムの性質を理解して組み合わせて考えていけば、目展示を苦手とする方でも一定の指標として活用することができます。
ただし、あくまでこれらのタイムは一つの目安でしかありません。
ターンの乗り心地やスタート展示での起こし不良など、それぞれのタイムではどうしても計測できない部分も多くあるので、タイムだけ見てても分からない部分も多いです。
オリジナルタイムデータは参考程度に留めながら、目展示の補完としてうまく活用していくことをオススメします。
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