永遠の都ローマ展
観たいと思っていた「永遠の都ローマ展」に行ってきました。
昨年の秋にも大濠公園に来て、福岡城跡や、日本庭園を見ました。
今回は二月の三連休で天気も良く、人出が多くて賑わっていました。
天神からはバスに乗りました。前回は歩いたのですが、バスだと速かったです。
カラバッジョ《洗礼者聖ヨハネ》のこの少年に惹かれてきました。
作品写真撮影OKのエリアで撮ったのですが、人が多くてなかなかうまく撮れませんでした。
中に入ってすぐに、牝狼と双子の像が目に飛びこんできました。
ローマ建国のモチーフです。「カピトリーノの牝狼(めすおおかみ)」は、ローマ建国神話を物語るウェルギリウスの叙事詩「アエネイス」に由来するそうです。川に流され人里離れた地に漂着した双子の乳児に、山から来た1匹の牝狼が授乳して二人の命を救ったというエピソードをもとに作られました。救われた乳児の一人は、後のローマ帝国の初代の王となるロムレスです。ロムレスの名をとって、ローマと呼ばれることになりました。この像の原作は紀元前5世紀のもので当初はオオカミのみでしたが、双子はルネサンス期に付け加えられ今の姿になりました。ローマ建国の象徴的アイコンとして、記念碑や貨幣のモチーフとなりました。サッカー中田英寿さんも所属していたASローマのエンブレムにもなっています。
コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)は、約1.8メートルもあってビックリしました。手の巨像も展示されていました。どれだけ大きな像だったのか、信じられないくらいの大きさだろうと想像できました。
コンスタンティヌス帝は306年~337年の在位中、分割されていたローマ帝国を再統一し、ミラノ勅令によってキリスト教を公認したことで知られています。330年に帝国の首都をローマからコンスタンティノポリス(今のイスタンブール)へと変えました。
モザイクがキラキラ光って綺麗でした。
このモザイク画は、クリアファイルなどにプリントされていました。
日本初公開のカラヴァッジョの洗礼者聖ヨハネです。顔の表情も生き生きして美しかったです。観ているとこちらも楽しくなってきます。ルネサンス以前は、人間の感情は描かれていなかったようです。
カラヴァッジョ派の画家の作品で、《メロンを持つ若者(嗅覚の寓意)》
教皇ウルパヌス8世の肖像です。
トラヤヌス帝記念柱の正面全景です。巨大です。台座を除く柱身の高さが約30メートルで、頂上には皇帝像が据えられていました。
戦いの様子が緻密に彫られていました。
こちらは、ルーベンスの《ロムレスとレムスの発見》の模写です。狼に救われた双子を羊飼いが見つけた場面です。
ローマの栄華がしのばれるローマ展でした。
出口の近くに小錦の像が展示されていました。
中ハシ克シゲ氏の作品でした。
福岡市美術館を出ます。
草間彌生さん作のかぼちゃです。
前後しますが、ランチはイタリアンでした。
ほうれん草のパスタにレンコンとサツマイモがゴロゴロ入っていました。
妹はほうれん草とさつま芋のクリームパスタにしました。
ランチセットにはパンとサラダ、飲み物がついていました。
夜はデラックスチャンポンにしました。具が多くて生卵も入ってとっても美味しかったです。
昼も夜も麺類になりましたが、どちらも美味しかったので満足です。