憧れの仕事は案外地味でキツイことが多い説
マスコミやメディア、研究開発、CAなどは
特に幼少期から身近で馴染みが深く
キラキラしたイメージを与えて
「かっこいいな!」と直感的に思える仕事で
毎年学生に人気が高く、競争倍率は半端じゃない。
大手はもちろん、中堅企業でも入社難。
しかし、今年は予想もしていない状況で
ANAグループの採用中断、
上場企業のメーカーでも中止を発表する事態になっている。
私はGW明けから少しずつ採用活動が再開してきたが、
航空業界やホスピタリティ業志望の人たちは厳しそうにしている。
CAになれなかったら人生終了のような
新卒就活にすべてをささげる人も多いが、
何もできない今だからこそ志望業界・職種を見直せるいい機会だと私は思う。
例えば、私は大学入学から研究職を目指していたが
OGの方や院生の友人、説明会など研究現場で働いている人、
学んでいる人に話を聞くと
自分が思っていたほど好きなテーマに関われる時間はなく、
あくまで「売れるためのシーズ探し」といった感想。
意外に企業研究者は自由度が少なく、自由を求めるなら大学教授らしい。
ルーティンワークも多くピペット奴隷になる覚悟も必要。
アーティストやYoutuberも同じで、
バカやってるだけで・好きなことをやるだけで
人気者になれて生活できると思いがちだが、
舞台裏は過酷な様子だったり
一挙手一投足・SNSの発言に気を遣ったり、
動画編集など地味な仕事もしないといけない。
しかし表では笑顔を絶やさないプロ意識の高さ。
それでも自分はなれる、なりたいと思えるのか。
セクハラ・パワハラ行為に遭おうとも、
顧客から理不尽なことを言われようとも平常心でいられるのか。
多くの人が憧れるような仕事ほど
現実ではそんな現場なんだろうと最近強く思う。
就活が早くからあっているのは世界でも稀で異常だから、
本当はゆっくり自分の進む道を決めてもいいはずなのに
なぜか逆行している。
自分は本当にその希望職種・業界に向いているのか、
何が大変で自分に乗り越えられそうなものなのかよく考えて
コロナ就活を終えたい。
*素敵なイラストありがとうございます。
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