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人を伸ばすトリセツ

突然ですが皆さんは
褒められて伸びるタイプですか、叱られて伸びるタイプですか。

私は分かりません。
なぜなら普段褒められも叱られもしないから。


褒めて伸ばす場合のメリットは
モチベーション向上、承認欲求を満たすなどがあり
デメリットは調子づいて手を抜く、褒められないものは避けがちになるなど。


叱って伸ばす場合のメリットは
自分の短所に気づける、危機意識を持って取り組めるなどで
デメリットは叱られないように顔色を伺って本音を言えない、
ストレス耐性の低い人からパワハラだと訴えられるなどが考えられる。


子どもの頃によく褒められる優等生だったか、
やんちゃ盛りで叱られることが多かったか
はっきりしているだけでも、どちらのタイプで伸びやすいか答えやすいと思う。


しかし、そのような経験が薄い中途半端な人達にとっては
褒められると何だかソワソワしたり
お世辞じゃないかなど内心落ち着いていられなくなる。

逆に叱られると自分の行動・存在を否定されたと悲観的になったり、
自分を責めすぎてしまう。


今まで掛けられたことのない言葉で接してくることで
良くも悪くもソワソワするため、伸びるかどうかは二の次になる。



では、どうすれば伸びるのか。
私が思うに、小段階的に褒める・叱るを繰り返してみて
どちらが効果的か試してみることが
伸ばす・伸ばされる側双方にとっての気づきになるはずだ。



例えば、最初から『君のおかげで成功しそうだよ!』などは
一見普通に見えるが意外と期待感を抱きやすい言葉だと
個人的には感じている。


「成功しそうだよ!」といわれると
「そんな大それたことなのかな?失敗したら申し訳ないな」と思い
"君"と上下関係の強まる言い方も避けるために

『順調に進んでいるよね、何かあったら言ってね』
といったフラットな目線で目の前のことを少し褒めるくらいでちょうどいい気がする。


また、叱られることに慣れていない人にとって
発言内容より声量や声色の方が敏感になりやすいため、公開処刑的な叱り方は良くないと思う。

個人的には「ちょっといい?」といった前置きがある時点で
心中穏やかでなくなるため、小まめにミスや気付きがあれば伝えてほしいなと感じている。

素直で聞く耳のある人は真摯に発言を受け止められるため叱るのイメージをなるべく怖いものにさせない方が大事に思う。


褒めても叱っても、本当に相手に響いているのか分からないという場合は
もしかしたらそんな経験が少ない人かもしれない。

*素敵なイラストありがとうございます。

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