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見直しは大事!イラスト制作でチェックしたいポイントとは
こんにちは!
デザイン×エンジニアリング×ディレクションをベースに「新しい価値観」を創造するクリエイティブカンパニー、crage(くらげ)株式会社 のグラフィックデザイナーmoi です。
crageグラフィックチームでは、さまざまな分野のデザイン制作に取り組んでいます。
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特に最近はイラスト制作に携わることが多いのですが、完成したイラストを見て「これで大丈夫かな?」と少し心配になってしまう場面も少なくありません。
以前にもグラフィックデザインマガジンで「見直しは大事!イラスト制作時によくあるミスとは」という記事を投稿しました。
今回はその続編として「さらにもう一歩、ここをチェックしてみよう!」というポイントをご紹介したいと思います!
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1.クライアントの要望やイメージに従っているか
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こちらは前回の記事の発注内容に沿っているかというポイントと近いですね。
基本中の基本ではありますが、さまざまなやり取りをしていく中で、いつの間にか仕様が変更したり、クライアントの要望やイメージが変わっている時があります。
指示書などがある場合は指示書に沿って制作すると間違いないですが、MTGや打ち合わせの場で、デザインイメージや希望を口頭で伝えられる場合もあります。
必ずメモを取り、可能であれば打ち合わせ後に内容確認を取るようにしましょう。
また見落としがちなサイズや解像度についても、必ず確認を取るようにしましょう。
完成してから「描いてもらったんですが実は間違ってて…描き直しです😢」となると非常に悲しいですからね。
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2.制作前にイラストの使用用途や対象を確認する
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新規でイラスト制作するにあたって、「さあ描くぞ🔥」とやる気いっぱいに始めるのは素晴らしいですが、いきなり描き始めるのではなく、描き始める前に必ず「制作物はどこで・誰に使用されるのか」を確認しましょう。
例えば、スマホアプリ内で使用されるイラストであれば、細かく詳細にデザインしても表示サイズが小さいため潰れて見えなくなってしまう可能性があります。
アイコンサイズのイラストに細かい模様や柄を入れても、パッと見た時に分からないと、見る側も「これは一体…?」という引っ掛かりになってしまうので避けた方が良いでしょう。
逆に壁一面に使用されるようなサイズ感のデザインであれば、細かいところまで詳細に制作しないと、デザインの間が持たなかったり、魅力が伝わりづらいデザインになってしまいます。
また使用する対象(ユーザー)の確認も必要です。
特に子供向けのデザインに対しては、カラーや使用するモチーフに制限がある場合が多いため、綿密に計画してデザイン制作に取り組みましょう。
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3.著作権に引っかかっていないか
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デザイン制作において「丸パクリ」というのはあり得ないのですが、「一部分だけ丸々トレス」や「ネットで拾った画像を加工して使用する」なども著作権に引っかかる可能性が高いです。
イラスト制作の際に先方から参考画像などを頂く場合があります。
参考画像はあくまでも参考画像なので、頂いた画像を丸々そのまま再現してしまうと、相手のイメージに沿う形にはなるかもしれないですが、著作権的に引っかかる可能性が高いです。
(だからといって、参考画像から乖離したデザインだとクライアントの意思に沿わない形になってしまうため、「参考画像をどこまで参考にするか」という良い塩梅を身につけていきましょう。)
イラストだけでなく、文字や写真でも著作権に引っかかる可能性は大いにあるので「気にしすぎる位」に確認する方が良いでしょう。
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さいごに
今回は前回の記事とは違い、イラスト制作における心構え的な部分をメインにお伝えしました。
デッサンの崩れや描き込み量・塗り残しミスなどのテクニック的な部分のチェックも大事ですが、確認すべき部分をしっかり確認することで「このデザイナーはちゃんと考えながら制作に取り組んでいるんだな」という信頼感にも繋がります。
色々チェックするところが多いと「面倒だな…」と思ってしまいがちですが、チェックを怠らないことで自分も相手も安心できるイラスト制作に繋がります!
今回ご紹介したポイントが全てというわけではありませんが、何かの参考になれば幸いです。
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ぜひ皆さまも素敵なイラスト制作ライフを🎨
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