crageのディレクターが1月に気になったニュース
デザイン×エンジニアリング×ディレクションをベースに「新しい価値観」を創造するクリエイティブ集団、crage（くらげ）株式会社のディレクションチームです。
1月は新年！ ということでcrage内でも今年の目標を考えたり新しいメンバーが増えたり、フレッシュな風が吹いていた1ヶ月でした。
皆さんは今年の目標をもう決めたでしょうか？
ディレクションチームでは毎月、その月に気になったニュース、記事、SNSの投稿等の情報を共有してチームとメンバーの成長に繋げるようにしています。
ジャンルは「ディレクション」に関わるものから、「デザイン」「マーケティング」「Webサービス」「トレンド」等幅広くピックアップしてますので、是非ご覧ください！
今月の主要トピック
2023年一発目の衝撃ニュースといえば、「Adobe XDの消失」で間違いないですね。この記事が出てすぐに社内の雑談チャンネルがざわつき、みんなでAdobeのサイトを探しに行きました（笑）。
消失といってもあくまで「単体販売の終了」ですので、サブスクプランにはまだ含まれており、現在利用している方は引き続き使うことができます。とはいえ、それもいつ無くなることか……。
Adobe社がFigmaを買収したのが昨年9月のことでした。そこからまさか半年も経たずしてこの展開になるとは、ほとんど誰も想像していなかったのではないでしょうか。この業界のスピードの速さを肌で感じますね。
そんな状況を見越して、crageではFigmaへの移行を積極的に行っており、現在は案件に応じてXDとFigmaを使い分けています。Figmaの方がクラウド上でデザイナーと一緒に編集できるので、以前よりも連携しやすくなって、ディレクターとしてはありがたい潮流です。しかしまだまだFigmaの使い方に慣れているとは言い難いので、今後研修会などを開催する必要がありそうだなあ……とは感じています😅
crageの「オススメFigmaプラグイン」を聞いてみた記事もありますので、こちらもぜひチェックしてみてください！
ディレクション
Webサイトについての興味深いデータが公開されていたので、2件ご紹介します。
インターネットを使っていて、見かけない日はないのではないか。というくらい、Webサイトに動画が置いてあるのが当たり前となった昨今。実際のユーザーはどのように感じているのか？という調査です。
結果、「常にあってほしい」12.4%、「テキスト・画像より動画があってほしい」19.5%、「あったほうがよい」38.0%で、計69.9%の人が「Webサイトに動画があったほうがよい」と感じているそう。
もちろんなんでもかんでも動画にすれば良いというわけではありませんが、動画を入れることで好影響が出る可能性は十分ありそうです。
実際にcrageが担当している案件で「動画を入れる/入れない」というABテストをいくつか行ったところ、高い確率で動画がある方のパターンが勝ち傾向になったこともありました。
サイトの改善施策に悩んでいる方は、「新しいコンテンツを動画で入れてみないか？」「今までテキストだった部分を動画に置き換えられないか？」といったところを検討してみると良いかもしれませんね。
続いては、BtoBサービスにおける購買行動の調査です。
BtoB領域では訪れるユーザーが企業の方となるので、一般の消費者とは異なるアプローチで訴求する必要があります。
では、そんな企業の方はBtoBサービスを申し込みするときにどんな行動をしているのでしょう？
結果のサマリですが、まず「サービス検討の情報源は？」という質問では、「公式サイト」が49.5%で第2位でした。Webディレクターとしては嬉しい限りです。しかしこれを見て思ったのは、意外と第1位「取引先からの紹介」や第3位「セミナー・ウェビナー」がこの時代においても根強いのだなということです。
とすると、ただ公式サイトを作るだけでは効果が発揮しきれていないのかもしれません。たとえばセミナーに登録しやすいフォームを作ったり、過去のセミナー動画を公開してみたり。お知り合いに紹介しやすいようなLPを作ったり、紹介特典を設定してみたり。……色々できそうな気がしてきますね😊
次に「Webサイト内で購入につながっている要素は？」という質問では、第1位「導入事例」、第2位「サービス紹介」、第3位「会社概要」という結果でした。
サービス紹介よりも導入事例の方が重視されているんですね。そして一般消費者として生活している時にはあまり気にしない会社概要ページが、BtoBの場においては第3位に浮上するようです。
派手なサービス紹介ページだけに力を入れて、会社概要ページを疎かにしてはいませんか？ そのページ、意外と見られているようですよ😨
crageでは様々な業界・業種のお客様とお仕事をさせていただいているので、今回のレポートを今後のご提案にもどんどん活かしていきたいと思いました！
デザイン
かつてのトレンドの中には、遊び心のある色や、実験的なタイポグラフィなども存在していました。2023年のトレンドは、より現実的で戦略的なものになりそうです。
……とまとめられている通り、2023年はユーザーのアクセシビリティなどを意識したUIがトレンドになりそうとのこと。
特に注目なのは「3. モバイル特化型のデザイン」でしょうか。
たしかに、スマホ向けに最適化されているアプリUIをWebサイト側にも転用できるとしたら、ユーザビリティという観点では非常に合理的と言えます（作り手側の工数はさておき……）。
今後この流れが強くなっていくとすると、WebディレクターもアプリUIに関する知識をつけていく必要があるかもしれないですね。crageではアプリのデザイン/開発を行っているチームもありますので、積極的に情報交換していけると良さそうだなと思いました。
そしてここでも出てきましたね、動画！ それくらい、日本でも海外でも注目されているキーワードであると言えそうです。
ポイントは、ただ動画があれば良いというわけではなく「重要な情報についての補足動画」が求められているということ。ユーザーの需要にマッチした内容を考えるために、リサーチ力や企画力が大事になってきそうですね。
各サイトのアイコンライブラリを横断して検索できるサイト「Icones」
— Shodai (@shodaiiiiii) January 3, 2023
情報量がえぐいのでブクマ推奨です…
👉 https://t.co/aukTiXlvSz pic.twitter.com/6nLnak3ZsD
これは便利だ〜！
色んなアイコンをテイストごとに探せるサイトです。
crageのデザイナーは指示がなくとも素敵なアイコンを当ててくれる方ばかりなのですが、ディレクター側も「そもそも世の中にどんなアイコンがあるのか」「このテキストにはこんなアイコンをつけると良さそう」という感覚を持っておくと、ワイヤーフレームを作る時などに役立つかもしれませんね。
最後に
ディレクションチーム内であがったニュース、記事、SNSの投稿等の情報の一部をご紹介させていただきましたが、まだまだ他にも様々なニュースを日々共有してディレクターメンバーで盛り上がってますので、そちらはまたご紹介させていただきます！
今回もお読みいただきありがとうございました。
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