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公立小学校でのプログラミング教育を考える。
なんだか偉そうな見出しですが、もとシステムエンジニアの放課後学習の先生なだけなので、ご参考程度に。
2025年から大学入試共通テストに「情報」新設
今(2023年7月)の高校2年生から、共通テストに合わせるように、新学習指導要綱に基づく情報の授業を受けています。「情報Ⅰ」は国立大学受験生には必修となる見通しです。
とはいえ、今までの高校学習要綱でも情報の授業は課されていて、特に新しい教科ではありません。
「情報の授業=プログラミング」かと思っていた私は、息子の高校の情報の先生に、ペーパーテストでどんな問題が出るのか聞いたことがあります。
さらっと「基本は線形代数ですよ」と言われました。
行列とかベクトルとか出てくる、理系の大学生が習うヤツですよね……。
量子力学とかで使ったような使わなかったような。あ、統計学で使うのか。
そんなわけでどんな難しい問題が出るのかと思って見てみた共通テストの試作問題は、問1「相手からのメッセージにはどんなときでも早く返信しなければいけない。○か×か」
プログラミングらしき問題もあるのですが、たぶん特定のプログラミング言語に寄せないように、丁寧にアルゴリズムを説明した疑似言語の問題でした。がんばって文章読んで(読解力)ロジカルに考えれば(思考力)プログラミングの知識がなくてもたぶん解ける問題(だと思います)。
数年前に子ども向けプログラミング教室が乱立した時期がありましたが、その時にも小学校の校長先生が何度もおっしゃってました。
「プログラミング」ではなくて「プログラミング的思考」です、と。
確かに!と思える問題でした。
プログラミング的思考とは
プログラミング的思考? 論理的、ロジカルな思考?
ChatGPT先生に質問してみました。
Q. 小学校低学年が、プログラミング的思考を育むためには、どんな手段が有効ですか。
1・ブロックプログラミング言語の使用:ScratchやBlocklyなど
2.ゲームやパズルの活用:将棋やオセロなど
3.プロジェクトベースの学習:小さなプロジェクトを与える
4.チームでの活動:チームで問題を解決させる
5.物理的なプログラミングツールの使用:レゴのロボットなど
だいぶ端折ってますが、1、2、5はよく分かります。既にやってます。
3、4はたぶん同じことを言っていると思うのですが、
アイデアを出し合い、自分たちで問題を解決するには、相手に自分の意見を伝えるための論理的思考やコミュニケーション能力が必要ということでしょうか。
公立小学校の現場では
ScratchやMicrobitも試してみたのですが、初回は楽しそうでもその後が続かないですね。まだ自分たちだけでは応用がきかないのでしょうね。
Springin'は結局ゲームしてるだけになってしまいます。
だったら少しでもタブレットを使った実用的なものを、と思いついたのが
出席カードのシール作りです。これはみんな個性も出て楽しそうです。
最近はみんなレイヤーが何なのか、分かるようになってきました。
使う時に注意しないといけない画像の説明もしています。
初めてシール作りをする低学年の子に、上級生が教えてくれたりもしています。(たぶん早く自分がやりたいだけのような気もしますが)
ここからどう発展させていくか考え中です。
みんなの絵を基に、コマンドでマイクラの地図絵でも作ろうかなぁ。