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学習指導要領「児童に身に付けさせたい情報活用能力」って?

小学校の放課後学習サポートで、PCやタブレットも使っています。
PCではmicro:bitやMinecraft、タブレットではSpringin'やAdobe Frescoなどが子どもたちに人気です。

タイピングとローマ字入力

小学生向けのプログラミング教材は、文字の入力をほとんどしなくてもできるようになっています。micro:bitをScratchでプログラミングしても、数字を入力するくらい。
でも実際には、ファイル操作のときに自分の名前くらい入力してほしい。
文字入力って、小学生はどうすればいいの? やっぱりローマ字入力?

文部科学省の学習指導要領

調べてみました。

1  学習活動に必要とされるコンピュータやアプリケーションソフトの基本的な操作ができる
2  10分間に200文字程度の文字が入力できる
3  電子ファイルを整理して適切な場所に保存できる
4  情報機器で収集した情報を報告や発表に利用できる
5  インターネットの閲覧や電子メールの送受信ができる

文部科学省「児童生徒に身に付けさせたい情報活用能力」小学生

6年生までに「10分間で200文字程度」とありますね。
👆これだけで約25文字なので文字数としては多くはないと思いますが、ローマ字で入力する場合、この約2倍のタイピングをしなければならないわけです。
しかもローマ字、小学校3年生で習うようですが、どの程度教えてくれているのか、よくわからない。

ローマ字表記が添えられた案内板やパンフレットを見たり,コンピュータを使ったりする機会が増えるなど,ローマ字は児童の生活に身近なものになっていることなどを踏まえ,第3学年で指導するものとする。

小学校学習指導要領「国語編」より抜粋

お箸の持ち方と一緒?

そんなわけで、「できない!」という子が多いのですが、イマドキの中高生は宿題はWordで提出、発表はPowerPointを使って、というところも多いので、文字入力は必須。
お箸の持ち方と一緒で、一度自己流のクセがついてしまうとなかなか直らないらしいので、小学生から「もちろんローマ字入力」を「正しいホームポジションで」タイピングすることが重要なのだとか。

とりあえず、「自分の名前をローマ字入力できる」を目指すことにしましょうか。

夏休みの自由研究に

夏休みのはじめに、校外で女子児童ちゃんに会いました。
見て見て~と見せてくれたのがInstagramのお気に入りの画像集。
これ、日記風にして夏休みの宿題にしちゃえばいいのでは?
「児童生徒に身に付けさせたい情報活用能力」の1~4までの練習にピッタリですね。見た目から入りたい子たち向けに、SNS風のテンプレートを作りました。

印刷して提出するとなると、おうちの人の手助けが必要かな?
最近は学校配布のPCで夏休みの宿題をデジタルコンテンツのまま提出できるところもあるのでしょうか。

どこかにお出かけしなくても、好きな画像をはりつけるだけでいいと思います。がんばってキャプションをタイピングしたり提出方法を考えたりと、一連の作業はきっと将来の役に立ちます。是非作ってみてください。

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