迫田 希久
根かがりの籠
白樺樹皮は耐水性に優れ、丈夫で手触りは革のよう。北欧では古くから愛されている身近な暮らしの道具です。
縁を松の根でかがった籠は、手入れをしながら長く使うほどに色つやが増し、味わい深く育ちます。
白樺の手仕事
それは、スウェーデン家具留学でSätergläntan手工芸学校で学んだ手工芸うちの1つでした。
しなやかで滑らかな樹皮は、さまざまな生活の道具として使われており、その素材の面白さに強く惹かれました。
知るほどに風土や文化に根付いた手工芸だと感じ、伝統的なカタチと今の暮らしに合うカタチを日々探しています。
ものづくりの相棒
留学時代から愛用しているmoraナイフと白樺の師匠に頂いた木の道具。そして、オルファ。
mora ナイフは、もう何代目かわからないくらい使い続けています。削ったり、削いだり、切ったり。既製品ですが、とても手に馴染みやすいのが気に入っています。
師匠に頂いた木の道具は、白樺を編む時に使います。私が師匠に「私も道具を作りたい!」と言うと「僕が作ったのをあげるよ。」と言ってくだり、今も大切に使っています。
オルファは、細かな仕上げに使用します。
どれも毎日使う大切なお道具です。
ハマっています
愛犬との出勤
いつも期待するよな目で「連れてって!」と見てくるので、工房へときどき一緒に車で行きます。
工房では、私が少し動くとすかさず見に来ます。また、制作で疲れた顔をしてると様子を見に来てくれるので気持ちも穏やかに過ごせます。