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crafts days のはじまり

2020年36回目のクラフトフェアまつもとは開催することができませんでした。

フェアの後の晴れ晴れとした気持ちと充実感を知っているからこそ、春からの時間は、うつうつと不安に思い、途方にくれました。当たり前のようにあったあがたの森での二日間が、今では夢だったかのようです。人が集うことの本能的な喜び、楽しさをあらためて大事にしていきたいと思いました。

フェアの二日間は売り買いの場所だけではありません。つくり手とつかい手、つくり手とつくり手で交わされる言葉や縁が、つくり手には作り続ける力を、つかい手には心豊かな暮らしをもたらしてくれます。人が集うことが難しくなっている今、今年出展予定だった作家とあがたの森の熱気を少しでもオンラインで伝えられないだろうか?ただ作品を売ったり買ったりするだけのサイトではない作家自身の言葉でつづられる文章は、作家の横顔やものつくりの思いやその背景を伝えてくます。また、オンラインだからこそ、あがたの森ではゆっくりと話したことのない作家を知り、つくり手とつかい手、つくり手とつくり手をより深く結びつけてくれるでしょう。

新しいクラフトフェアのありかたを クラフトフェアまつもと・オンライン としてはじめてみたいと思います。

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