清原 遥
works
直近で制作したマスク用のテキスタイルです。
銀座 蔦谷書店さんからのお声掛けで、「銀座 蔦谷書店のART MASK」のフェアに参加しています。
影を落とす場所によって木洩れ日も色味が変わって見えるなと思ったことから制作したKOMOREBI シリーズからピンクのテキスタイル。
空が溶けていくようにさまざまな色が混ざって見えたところから想像して制作しているmelting skyシリーズからブルーのテキスタイルの2展開。
知人が、夏ごろに多くの種類の布マスクを購入していたので、「そんなに替えのマスクを買うんですか?」と聞いたところ、「家にこもりきりになって落ち込んでいたおばあちゃんが、たまの買い物で外に出るときに楽しめるのがマスクの柄選びみたいだから」と言っていて、テキスタイルがつくりだすパワーを改めて知りました。
今回のお仕事のご縁でも、担当の方から「(あまり柄マスクををしているのを見ない)男性にも楽しんでつけてもらえるようなマスクの選択肢を増やしたいんです」と言われて、わたしにもそういった力があるのであれば、やってみたいなと思い取り組ませていただきました。
profile
こんにちは。関西を中心にテキスタイルと絵を中心とした作品発表をしています、清原遥です。京都市立芸術大学の染織専攻を卒業した2017年3月から、tetile = drawing + playing をテーマに作家として制作をしています。
ものづくりはこどものころから好きでしたが、作家をしたいからしている、というよりは、現代社会でうまく生きづらいから、自分が自分で居られる方法を選んで作家をしているような気がします。
そのときに自分が見たい景色をつくってきて、ずいぶん独りよがりな表現もしていますが、その景色を手元に置いておきたいと言ってくださる方々とも出会えて、自分がものをつくっている意味や役割はあるかなと思えるようになってきました。
まだまだ勉強中なことも多いですが、どうぞよろしくお願いします。
drawing
わたしにとってテキスタイルづくりは、絵ありきです。いつもまずは描くことからはじめています。それは、目に視えるものから、不確かだけれどそこに在るもの、視えなくても信じたいもの、遊びで描いてみる線などなど。
楽しくても哀しくても生活はつづくけれど、想像の中では自由で居たいと願って、自分が見たい景色を描いています。
favorite
制作の傍らラジオをよく聴いています。特にハライチのターンはよく聴いていて、いままで一度もハガキ職人にはなったことがないけれど、お便りを送ってみたいなあと思っています。ただ、ラジオネームを何にするか考えすぎて、未だにお便りを出せていません。
制作中は、手がふさがっているし、目は作品から逸らせられないので、音で楽しめるものを選んで聴いています。
ハライチのターンは、ほとんど創作に近いようなお話も多いので、形のないものではあるけれど話術で作品をつくれることは素晴らしいな....と時たま感動しています。
おすすめのラジオがあれば、おしえてほしいです。