カンナ屑を使用したクラフトメイドアイテムパーツ
こんにちは。
今回は、クラフトメイド協会で開発している「カンナ屑」を使用したアイテムを紹介します。
カンナ屑は、日本の伝統的な建築物である神社仏閣をはじめとした、木造の建築物の柱を作るために木の表面をカンナで削った際に出る薄い木屑です。
このカンナ屑、そのまま廃棄されるのが一般的ですが、近年はSDGsの影響もあり、それを再利用していこうという動きが加速しはじめています。
一口に「再利用」といっても、カンナ屑のもとになる木の種類などによって、その用途は様々です。
たとえば、林野庁のHPによると、木の香りにはリラックス効果、木屑には消臭・脱臭効果など、様々な効果があるので、クラフトメイド作家のアイデア次第で、様々な作品が生まれる可能性があります。
林野庁のHP
カンナ屑は、もとはと言えば木ですから、カンナ屑にも木と同様のリラックス効果があるはず。
そこでもっと有効活用するために、カンナ屑を使った可愛い作品を作りました。
薔薇の花も、ベースとなるリングも、どちらもカンナ屑で作成しています。
しかし、薔薇の花とリングで、使うカンナ屑の硬さを変えているので、花びらがより広がって見える、可愛らしいアイテムに仕上がりました。
地域ごとに、硬さ以外の特長も異なるカンナ屑は、使い方や組み合わせ次第で、作品の雰囲気が全く違ってくるので、それぞれのカンナ屑のよさを最大限に生かすアイテムはなんだろうかと、様々な試行錯誤を続けています。
現在は、カンナ屑で花をつくる為のベースを作っています。
機械化が進んだ現代とは全く違う、家内制手工業的な作業になりますが、クリエイターとして購入する人に喜んでもらう物をつくるという本質は変わりません。
このカンナ屑から新しいクラフトメイドのアイテムが出来ると考えるとワクワクしますね。
これからも、新しいクラフトメイドの為の素材提案を続けて、作家の方々の要望がかなうようにしていきます。
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