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ニコン ミラーレス一眼カメラ Z50 のEVFで像を拡大する方法

 先日のZ50ファーストインプレッションの記事で、EVF撮影時にタッチパネルによる拡大・縮小がしにくいことを書きました。特にマウントアダプターFTZ経由でマニュアルフォーカスレンズで撮影を行う場合、かなり不便に感じておりました。

 この不満をカバーする方法を見つけましたので、補足の記事として書いておきたいと思います。

 背面のタッチパネルではなく、前面のFn1/Fn2ボタンを使う方法となります。

 レンズマウント付近に配置された2つのファンクションボタンは、グリップを握った右手の中指、薬指で押すことができます。物理ボタンですので、タッチパネルのようにいちいち目で見て位置を確認しなくても、手探り(指探り?)で押すことができます。

 Fn1/Fn2ボタンには、押下時の動作をカスタマイズすることができます。

 デフォルトでは、Fn1にホワイトバランス、Fn2にフォーカスの設定が割り当てられているのですが、今回はFn1に拡大画面との切り替えFn2にピーキング表示を割り当てました。

 これにより、EVFを覗いたまま指探りでFn1を押すたびに、ファインダー像が拡大画面と通常画面とで切り替わります。拡大率はあらかじめ3段階から選んで割り当てる形となります。背面タッチパネルの拡大・縮小と違って、押すたびに段階的に拡大・縮小ができるわけではないのですが、EVFを覗いたまま拡大画面でピント合わせができるようにはなるので、大変便利です。

 マニュアルフォーカスレンズを使用するとき、ピーキング機能を使っています。しかし、Fn1ボタンを押して拡大画面にすると、ピーキングの色付けを見ながらピント合わせするより、直接被写体のピントを確認したほうが確実ですし、ピーキングの色付けがむしろ邪魔になってくることがあります。そこで、ピーキング表示を割り当てたFn2ボタンを押すことにより、その場でピーキング表示をオフにすることができます。

 これらの設定により、マニュアルフォーカスレンズ使用時に、EVFを覗いたまま快適にピント合わせを行うことができるようになりました!

 Z50ライフ、引き続き楽しんでいきたいと思います。

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