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[読書感想文]その2-1 GIVE AND TAKE
アダム・グラント『GIVE AND TAKE』の感想
めちゃくちゃ好きな本なんですが、これまでつまみ読みしかしてこなかったので、今しっかり読み直しているところです。
最近、「ちゃんとした文章を書こう」と意識しすぎて、なかなか発信できない状態にハマっていました。なので、これからはもっと気軽につぶやきレベルでアウトプットして、発信量を増やしていこうと思います。
まだ読み途中なので2-1としましたが、2-2があるかは神のみぞ知るでしょう()
どんな本か
『GIVE AND TAKE』は、人間の行動パターンを「ギバー(与える人)」「マッチャー(バランスを取る人)」「テイカー(受け取るだけの人)」の3つに分類し、自分がどのように振る舞っているかを理解しながら、成功の秘訣とその理由を解説している本です。
たまに、この本に対して「ギバーは良い人、テイカーは悪い人とラベリングしている本だ」と誤解されているのを見かけます。でも、本質は全然違います。
例えるなら映画『インサイド・ヘッド』のように、自分の中に3つの要素が共存しているイメージで読むと、すんなり理解しやすいです。
「全ての人に読んでほしい!」と思うくらい大好きな本ですが……実はまだ深く読み込めていないので、偉そうなことは言えません(笑)。
ギバーは損をする?
今日読んでいた部分がとても印象的だったので、少しだけシェアします。
「成功したければギブしろ」と言われても、「ギバーって結局、搾取されて終わることの方が多くね?」と思うこと、ありますよね。
「キレイごと言ってんじゃねぇよ…」と感じることもあるし、実際にギバーとして損をする人がいるのも事実です。
でも、重要なのは「成功するギバー」と「損をするギバー」の違いなんですよね。
成功するギバーとは?
成功するギバーは「自己犠牲的」ではないんです。
もちろんギバーは、利己的で自己顕示欲丸出しのテイカーとは違い、穏やかで謙虚に相手のニーズを理解し、自分が役に立てることを見つけて助けます。
でも、自分を犠牲にしてまでギブしても、結局は燃え尽きてしまいます。
成功するギバーの特徴:利己と利他のバランス
調査によると、成功するギバーは「利己」と「利他」のバランスが取れているそうです。
自己肯定感が低く「NOと言えないだけ」の搾取されるギバーとは違い、自分のスキルや知識を「人の役に立てることが楽しい」と思って行動しています。
自分は本当のギバーでいたい
もし、自分が疲れすぎていたり、余力(お金、時間、スキル、精神力など)がない状態で「ギバーとして見られたいから」と無理にギブしていたら……
それって、実は「人から良く思われたい」という承認欲求(=テイカー的思考)が隠れているんじゃないかと思うんです。
ただのメンヘラカマチョではギバーとは言えないんですよね😂
本当に世の中の役に立ちたいなら、まず自分自身を成長させる謙虚さが必要です。
そのためには、
• 人を信じて仕事を任せる勇気
• 自分の投資(時間・労力)が間違っていたと気づいたら、固執せずに潔く損切りする決断力
このへんがとても大事なんだと思います。
ギブしてもメリットがない?
「ギブしても見返りがない」と感じた時にやる気をなくしてしまうのは、「マッチャー的思考」に引っ張られている状態かもしれません。
本物のギバーは、エネルギッシュです。
だって、自分が「やりたいから」やっているんですから。
もし本当に人の役に立てているなら、その場で直接的な見返りがなくても、「誰かの役に立てた」という内面的な報酬を得られているはずです。
そのエネルギーでさらに自分を向上させ、そのマインドが周りにも伝染していく。
結果として、チームやコミュニティ全体の成功につながっていくんだと思います。
最後に
自分自身をもっと成長させて、長期的な視点で「自分軸」で、「ワクワクすること」にコミットしていきたい。
「楽しくないけどギブしてるな」と感じた時は、
「自分の動機のどこかに下心があるのでは?」と謙虚に自己分析して、必要なら潔く手を引く勇気を持ちたいです。
これからもワクワクを大切にしながら、発信していきます☺️