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【タカマ二次小説】宿り木の果てに〔あとがき〕

「取り残された世界で君と見たものは」完成後、
怒涛の勢いで書いた一作。

礎シリーズを書いたことで、
「高天原のその後」は
イメージしやすくなったけど、

「中ツ国のその後」は……?

ということで書き始めた
シリーズの一作目。

時間軸としては、

礎シリーズと澪標シリーズの
ちょうど中間。

シリーズ名の「片影」は
「かたかげ」と読みます。

一般的には「へんえい」と
読むんだけど、

あえての「かたかげ」。

この読み方をすると、
俳句の季語になります。

ただ、この言葉が表す季節
そのものというよりは、

この言葉の響きやイメージが好きで、
この名前にしました。

ふたつの世界の、
片方だけを描く物語。

高天原について
触れないわけではないんだけど、

あくまで中ツ国から見た視点で描く、
そんな物語を書きたいなぁと思って。

礎シリーズ同様、

澪標シリーズのための布石として
書いた作品で、

単独でも楽しめるけれど、

全シリーズ読んでもらえれば、
より一層楽しめる、

そんな作品になればよいなと。

それではまた、
次の物語でお会いしましょう♪

2020.7.4


2024.9.23 追記
季語としての「かたかげ」は「片陰」と書くことが多いため、
シリーズ名も「片陰」に変更しようか悩みましたが、
実際に「片影」で詠んでいる俳人も何人かいること、
作品のイメージとしても、「陰」よりも「影」の方が合うことから、
このまま「片影シリーズ」とすることにしました。


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