【タカマ二次小説】取り残された世界で君と見たものは〔あとがき〕
私なりの正統派後日談
「取り残された世界で君と見たものは」。
いかがだったでしょうか。
毎度のごとく、
書き始めた当初は、
こんなに長編になるとは
思っていませんでした(笑)
というか、
もっとあっさりと
終わらせるつもりだったのですが、
書き進めていくうちに、
天ツ神たちの苦悩が、
そんなにあっさりと
解決するわけないことに気づき、
構想を練り直すこと〇年(苦笑)
ようやく完結することができました。
奇跡が起きて生き残った天ツ神たちが、
奇跡の裏側で起きた真実を知ってしまい、
思い悩むこの物語は、
書き手としても心を抉られる部分があり、
筆が止まることもしばしばありましたが、
彼らのその後を描くためには
なくてはならない話であり、
また、俯きながらも懸命にもがく
彼らの姿を描くことは、
強さと脆さを併せ持ちながらも
懸命に生きていく
彼らの物語を書くことは、
私にとっても
一種の希望だったのだと思います。
こうしてひとつの物語は
幕を閉じましたが、
この物語がやがて
新たな物語へとつながり、
新たな世界への扉を
開いてくれることと思います。
その時にまた、
読者である「あなた」に会えますように。
心から感謝を込めて。
2020.6.21