まるでジブリの世界観。有馬温泉 旅レポ
先日友人と有馬温泉に行ってきました。
兵庫県神戸市にある有馬温泉。
梅田駅から高速バスに乗り、
1時間ほどで有馬に到着しました。
到着してすぐ予約していた旅館「有馬御苑」に荷物を置きにいきました。
有馬温泉入り口のすぐ近くにはいくつか旅館が立ち並び、立地のいい場所を選べます。
「有馬御苑」の目の前には「親水公園」という公園があり、朝夜の散歩に最適。
お食事では神戸牛もいただけました。
ちなみに「親水公園」ですが、こちらもぜひ立ち寄って欲しい所。のちほど紹介します。
まず早速昼食をとるため、お目当てのお店へ向かいました。
お店の名前は「くつろぎ家」
涼しげな緑に囲まれた、赤い暖簾が映える入口
釜の置物。
その下には「やってます」と書かれたモニュメントがあり、温かな雰囲気が特徴です。
お店に入ったのは11時半頃で、この日はたまたま並ばず入ることができました。
靴を脱いで店内に入ると、中は和風の落ち着く雰囲気で、休息をとるのにぴったりな場所でした。
ここで頂いたのは「釜めし」です。
淡路島直送のタコや鯛、それらの味がしみついたホクホクのご飯。香りたつ山菜。
心がほっとする美味しい味付けと静かな店内の雰囲気に旅の疲れも癒されます。
デザートには有馬名物「金泉餅」もいただけます。
お腹が満たされたあと
有馬の温泉街を散策しました。
有馬には、代表的な温泉として「金泉」と「銀泉」があります。
他にも温泉の湧き出る泉源がいくつかあり、街のあちこちで大きな泉源を見かけ、温泉街らしい雰囲気を感じることができます。
特に「天神泉源」は天満宮の境内にあり、湯気が吹き出し、厳かな雰囲気が見どころです。
また「金泉」と「銀泉」に浸かれる施設も、もちろんあります。
まず紹介するのは「金の湯」です。
金の湯、名の通り「金泉」を楽しめる温泉です。
「金泉」は赤銅色のお湯です。
本来は無色透明ですが、鉄分を多く含んでいるため、湧き出す時に空気に触れて赤銅色となるそうです。
こちらの「金の湯」では無料の足湯もあり、気軽に「金泉」を体感できます。
次に紹介するのは「銀泉」を堪能できる「銀の湯」です。
こちらは「金の湯」に比べ、温泉街を少し歩いた所にあるので、疲れた体を癒すのに丁度良さそうです。
「銀泉」は無色透明なお湯です。
炭酸ガスをたっぷり含み、サラッとした湯触りが特徴。お肌がツルツルになる成分が豊富で女性に人気だそうです。
ちなみに「金の湯」と「銀の湯」はセットで購入するとお得になるチケットが販売されています。
せっかく有馬温泉に来たのであれば、両方入って「お湯比べ」するのはいかがでしょうか?
たくさん歩いて、まったり温泉に入ったら、次はグルメ。
有馬温泉には名物グルメがいくつかあります。
有馬は「サイダー発祥の地」と言われています。
というのも沢山ある泉源から、炭酸水が発生しており、それを元にサイダーを作ったのが元だと言われているからです。
発祥当時は「毒水」として恐れられていたそうですが、きちんと分析をされた結果、その有益性が明らかとなり、今では名物となりました。
他にも有馬の炭酸から作られた「炭酸せんべい」、その中でも賞味期限5秒と言われる「なま炭酸せんべい」や、先ほど紹介した「くつろぎ家」でも味わえる「金泉餅」等もお土産に人気です。
特に「なま炭酸せんべい」は、賞味期限の5秒の内に食べると柔らかい炭酸せんべいか楽しめます。猫舌の私には、少し熱かったので同じ猫舌の方はお気をつけください。
ちなみに冒頭で触れた「親水公園」ですが、こちらで涼みながらサイダーを飲むのが、私のおすすめです。まるで田舎に帰省したかのような、子供時代を思い出すような、優しい気持ちになれる気がします。
「親水公園」には豊臣秀吉の妻、ねねの像があります。これは豊臣秀吉とねねが、有馬温泉の復興や薬師堂の再建に尽力したとされることから、それを讃えて建てられました。
もう一つ、私がお勧めしたいのは「猪名野茶房」さんの本生わらび餅。
ここでは美味しいお茶とセットで甘味がいただけます。
本生わらび餅は、なめらかな食感と他では味わえない粘りが特徴のわらび餅。
和三盆の3種類のシロップをかけて、それぞれ味わうことができます。
器と盛り付けが涼しげで、暑い日にぴったりのお店です。
冬場はぜんざいもあり、年中おすすめのお店です。
オープンキッチンで、お茶を淹れているところを拝見できます。
こちらでは鯛茶漬けや鰻茶漬けが堪能できるお食事処も併設されています。
お腹もいっぱい満たされたい方は、そちらも行ってみて下さい。
有馬のメインストリート、
「太閤通」には、グルメ、お土産、沢山のお店があります。
有馬のお湯から作られたパックや美容液など、お家に持ち帰って有馬の思い出を振り返ることができます。
皆様もぜひ、癒されに行ってみてはいかがでしょうか?