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#02 おーい!息、吸えてる?

大海原から流れ着き、このメッセージボトルを拾ってくれたあなたへ。
まずはお礼を。ありがとうございます。

さて。
このnoteを書いている作者の人となりもわからないし説明もそんなにしないので、
”あなたはだぁれ?”状態なんですよね。

メッセージボトルってそんなもんかなとか勝手に思ってますので、私についてはまたおいおいご紹介しますね。


つい最近まで、とある舞台上で叫んでいました。


っていうとなんだか変な人ですが、嘘偽りは無いのでそのまま残しておきます。
元々、役者をかじっていて、就職するべく一旦お休みし、また戻ってきちゃった。
数多の役者あるあるエピソードの1部を体験した私はある事に気が付きました。

生きている。息をしている。
身体が疲れているのに清々しい。
血が巡っている。

社会人1年目をだいぶ歳をとってから経験したという事もあり、気を引き締めて臨んだものの日々暗闇を彷徨う生活で”生きている実感”が無かったのです。
所謂”ブラック”と比べたら全然可愛いと思いますが。

人間関係はとても良かったのです。
困った時には助けてくれたり、困っている時は助けたり。とても居心地が良かった。
ただ、仕事が合わなかっただけでした。

四六時中、追いつくために仕事の事を考え、終わらない作業、追加される業務。
帰って眠るのみ。
業務内容を反復しながら、明日も行きたくないなと眠れない夜を過ごし。
土日も好きな事もやる気が起きず、遊びに行くにも気が気じゃない。
頭パンパンっです。

これが普通よ、とか、休息が下手くそ、と言われたらそこまでですがね。

私にとっては初めての経験でしたので、パワーアップの礎とはなったと思います。
けど、長くは続かないな。
このままだと溺れて息が出来ない。

そんな時、とあるオーディションと出会い、驚く事に一員になれたのです。

一筋の光の糸が、水底に沈み息が出来なかった私を拾い上げてくれた。

夢のような奇跡のような公演を終えてからふと。ふと思い返すと、私はあの日々を全身で呼吸をしていました。
身体中の血が巡り、軽やかに動ける。
苦しい事は多々あるけれども、苦痛では無い。

こんな夢みたいな日々を味わえる事はそうそう無いと思います。
これをなぞるのはとても難しい事ではありますが、息を吸えるように、生きるように、もうしばらくこの場にしがみついてみようかなと思わせてくれた大切な”居場所”になりました。

恩返しができることを模索して、またふらりふらりと大海原を巡ります。

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