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鳥インフルエンザ対策
2020年11月、香川県で今季初となる高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。
シーアールグループでは、瀬戸内経済圏を中心に飼料製造工場への諸原料の輸送、受入、工場内での製造加工、在庫保管、入出荷作業、そして、農場への輸配送、農畜産物を販売店への配送と、川上から川下へアグリSCM<Supply-Chain-Management(物流の最適化)>を担っております。
それゆえ、各所間を行き来する為、車両や人によってウイルスをも運んでしまう危険性が出てくることから、発生時より早急にグループ内で情報を共有し、各社様々な防疫対策を実施しています。農場から農場、またグループ間での汚染を防いでいます。
シーアールグループでの対策
車両の消毒
事業所の出入口に設置している車両消毒噴霧器および消毒槽により事業所を出入りする、すべての車両の消毒を行っています。また同所TB洗浄(トランスバック・フレキシブルコンテナ)への持ち込み業者などの車両もこれにより全車消毒を実施しています。
敷地内の消石灰散布
バルク車(粉粒体運搬車・家畜のエサを運ぶトラック)が出入りする中国糧飼輸送の事業所では毎日敷地内を消石灰散布にて消毒作業を行っています。実施者、数量等の履歴管理も行い、実施の徹底に努めています。
靴底の消毒
農場などでの作業した後、車両に乗る際とは別の靴(長靴)を用意し、ウイルスの移動を断つと共に、事業所では、出入りの際に靴底の消毒を行う消毒槽を設置しています。
ひな輸送車両の消毒
岡山シーアール物流が担う、ひなの輸送車両も農場を行き来する為、車両の消毒を行っています。
車両ごとに消毒液噴霧器の搭載及び、事業所へ帰還の際の消毒を行っています。
シーアール整備センターでの消毒
シーアールグループの車両が集まるシーアール整備センターでは、農場等とは関係のない車両などへ、グループ間でのウイルス汚染が発生しない様、車両の消毒、靴底の消毒、来訪者の消毒・記録を行っています。
輸送の制限
従来行っている、香川⇔新見の基幹輸送を休止しています。また、極力香川県への往来便の休止を行っています。四国島内では行政が設置した指定消毒ポイントを経由した配送も遵守しています。
鳥インフルエンザが発生していても、ごはんを待っている近隣農場への飼料の配送や、これまたごはんを待っているスーパーなどへの日々の配送は止める事はできません。この様な対策をグループ各社で行う事により、お客様はもとより、地域のみなさまや従業員への安全安心を届けることに繋がっています。
ちなみに、
鳥インフルエンザとは
A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症を鳥インフルエンザといい、ヒトやその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザと呼ばれます。鳥インフルエンザウイルスは、自然界においてはカモ類などの水鳥を中心とした鳥類が腸内に保有しています。
鳥インフルエンザのなかでも、ニワトリに感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。
感染経路は、感染鳥類との接触及びウィルスに汚染した物品(排泄物、飼料、ほこり、野鳥、ネズミ、ハエ、人、飼養管理用器材・車両)との接触。基本的な防疫対策は早期発見、移動制限と徹底的な摘発・淘汰となります。
シーアールグループのあれやこれやを社内報にしたり、noteにしたりしています。今までの社内報はホームページでご覧いただけます。