彼と食に対する価値観が合わない
彼とは、食べることが好きだということが共通の趣味だけれど、食事を共にしていて感じることは食に対する価値観が合わない。
・グルメな彼
普段から美味しいものを沢山食べ歩いていて、毎日外食でも苦にならないらしい。
一度の食事で何件もハシゴするくらい食べることが好き。
それだけ食に重きを置いていて、必然と高い店にも食べに行くこともあるくらい。
・食事を共有できる喜び
私は普段は外食しないので、一緒に行ける人がいるだけで嬉しいし、美味しいお店に連れて行ってくれるのは嬉しい。
彼に連れられて、お店を何件もハシゴしていた。
初めのうちは新鮮で楽しかったけれど、飽きる。
お腹いっぱいになる。
飽食。
もういい。
普段、飢えている私でも、さすがに苦しい。
・彼と一緒の食事が疲れる理由
これをつけて食べた方が美味しいとか、この順番で食べた方が良いとか。
沢山食事をしてきているからこそ、その中でも美味しいものを分かっていたり、数々の美味しいものを食べ比べて行きついた食べ方なのだろうな。と理解はしているつもりだ。
それでも、食べ方なんて自由だと思ってしまう節もある。
言ってしまえば、食べやすいようにすべてやってくれる。
優しさなのかもしれないけれど、正直、有難迷惑だと感じてしまうこともある(自分でやるから良いよと言ったら控えてくれるようにはなった)。
・外食が疲れる問題
外食をただ単純に楽しめれば良いのだけれど、こだわりが強い人ほど面倒で、一緒にいるだけで疲れてしまう。
だからこそ余計に一人になりたいと私は思ってしまう。
私は食に対するハードルが低いので、美味しいと思っているものに対して批判されると良い気はしない。
本人にも悪気がないのは分かっている。
ただ価値観が合わないな。と思うだけの話。
・ご飯屋さんを決める問題
なにが食べたい?となった時に、ある程度、彼の中で選択肢が決まっている。
大体好きなジャンルは、肉、揚げ物、ラーメン、パスタ、ピザなど、いかにも太りそうなものばかり。
一方の私は、一時期は糖質制限をしていたほど普段の食生活や健康にも気を遣っている。
食べる順番にも気にしているくらいなのに、きっと優し過ぎるが故に、はい、食べな。と差し出されると、無下にもできない。
私も拒まないから、このままだとどんどん太るし、体調まで悪化してきてしまう。
例えば私が「野菜食べたい!」とか「カフェ行きたい!」と言ったら、都合が悪い時は、「俺、詳しくないからな」を押し通される
(そもそも野菜を取り扱っているお店は多くなかったり、カフェ飯は美味しくないらしい)。
しかも、彼の好きそうなジャンルの中でも「ここは?」と、私が提案したお店は大体、彼の好みではなかったりする。
お互い、決してどこでもいい訳ではないので厄介。
もういいよ。ってなるわ。
早く決めて欲しいのに、あまりにもこだわりが強すぎて、なかなか決まらなくて歩き回るから疲れる。
(でも、食べる場所を決めるのって中々決まらなかったりするものですよね)
なんだか外食って、たまに食べるからこそ良いと思えてきた。
・他人と一緒にいることって面倒
それぞれ好きなものを食べることができればベストなのかもしれないけれど、「俺が好きなものは一緒に共有したい」節があるように感じる。
ひとことで言えば、面倒くさい。
本人も自覚しているけれど、ジャイアンだと思う。
私が言ったことは、改善してくれたり譲歩しようとしてくれている感じは伝わってくるから良いのだけれど、なんだかそれも無理に私に合わせているんだろうな。とか察してしまうから、気分は良くない。
じゃあ、どうしろというんだよ。という話ではあるのだけれど、この行き場のない気持ちをどうすることもできない。