君との2色を色付ける
2023年4月8日(土)、『産声』のMVを思わせるような曇天のもと、二色真鈴生誕祭2023が執り行われた。
二色真鈴、アイドルグループLaynのメンバー、愛称はまりちー、身長144cmの小さな子、最近146cmまで伸びたとは本人の談、普段は美術学校に通う学生、アニメとBLが好き、特技は受け攻めの判定、私の推し。
いつの間にこの子の存在がこんなに大きくなってしまったのだろうと振り返る。
出会ったのは昨年11月、ニジマスの解散を絶賛引きずっている最中にビラ配り中の彼女に呼び止められ、当時のグループ衣装がニジマスの衣装を担当していた宮本美優さんの作という奇妙な縁もあり、ものの試しと観に行った3rdワンマンライブで彼女たちの作る世界観に魅了された。
そこから何となく別の用事の前後に回せそうなときは、Laynの出演する対バン等に足を運ぶようになった。
12月24日の対バン、この日の指名入場特典はいつもと趣向を変えた"推しメンのプリクラ"という物だった。
その時ふと考えた。
「二色真鈴は私の推しなのか?」
私にとって推しはTLに突然あざとかわいい写真をあげられて奇声をあげてしまったり、テーブルに頭ぶつけて悶えたり、かわいすぎて興奮してスマホぶん投げるような存在である。
一方で当時の私にとって彼女はLaynの世界に連れてきてくれた人で、推しているというより懐いているという感覚だったと思う。
しかしほかのメンバーのプリを選ぶのもなんか違うよなと感じ、その日はまりちーのプリを貰うことにした。
明確に意識したきっかけは多分2つ。
ひとつは年の瀬の12月29日に行われた年末公演。
当日の朝まではその時出場していたSHOWROOMイベント用に配信もしていたが、開場時間の直前になって二色真鈴の体調不良による欠席がグループの公式Twitterから告知された。
心が大きくザワつき、まりちーの存在の大きさに気付かされ、衣装交換でまりちーの衣装を着たみるちゃんからは「ほら、まりちーいるよ?」とからかわれ、この気持ちを整理したツイートをまりちーにスクショに収められた。
もうひとつは1月21日の対バン、直前でまりちーから謎の匂わせがあった時。
もともと行く予定のなかったライブであったが、匂わせが気になりすぎていても立ってもいられなくなり、急きょ行くことを決意。
この時二色真鈴の一言がこんなにも自分を突き動かすという事に気づいた。
あぁ、
多分、
この子の事、
好きになってるんだ。
普通に二色真鈴に対して"推し"という表現を使うようになってから迎える生誕祭。
詳細発表直後にあった3月5日の特典会中、カバー曲についてボクが絶対喜ぶよ という事を告げられた。
なんだろう?
アイマス曲だったらこんな言い方はしないだろうし。
もしかしてニジマス?
だとしたらどの曲だ?
そんな期待を胸に待っていたカバー曲の発表にあったのは
心から / 26時のマスカレイド
私は動揺した。
心からと言えばニジマスのアンコールの定番曲で、私がニジマスを解散2ヶ月前に知り、辛い気持ちになってた時にこの曲を聴き
『君に逢えて良かった』
この歌詞のおかげで、逢えて良かったと思えるよう悔いなく推そうと気持ちを切り替えられた曲である。
それだけ思い入れが強い曲だけにカバーされたら地雷というふうに自分で考えていた。
しかし全くモヤることはなく、むしろどこかで期待していたのかも知れない。
推しが解散して傷心中に出会った子
その子を好きになって
その子のとても大切な日に
推しとの思い出の曲を歌ってくれる
そんなドラマみたいな事ある?
今の気持ちを心からの歌詞から引用して伝えたい。
『君に逢えて良かった』
そう心から
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