2021年おすすめ新譜アルバムVol. 68: Olamide「UY Scuti」
新譜アルバム紹介Vol. 68です。
今回紹介するのは、ナイジェリアのラッパーのOlamideがリリースした「UY Scuti」です。
Olamideはナイジェリア出身のラッパーです。
10年代前半に登場。11年には1stアルバム「Rapsodi」をリリースし、12年の「YBNL」、13年の「Baddest Guy Ever Liveth」とその後もリリースを重ねていきます。その後もソロアルバムやEP、タッグ作など多くの作品をリリース。客演でもWaleやAkonなどの作品に参加し、精力的に活動しています。
低めの声質でレゲエからの影響を感じさせるラップを聴かせるラッパーです。ゆるいメロディアスなアプローチも多く取り入れます。サウンド的にはアフロビーツ系はもちろん、トラップなども自然に乗りこなします。
今作は熱くもクールすぎもしない程良い温度感のビートに、歌うようなフロウを乗せていく好作に仕上がっています。アフロビーツにあまり馴染みのないアメリカのヒップホップが好きな方も是非。
Drakeが出てきそうなゆるい曲。
アンビエント的なシンセが印象的な中、ドラムパターンもいわゆるアフロビーツとは違った少なめの手数で聴かせます。メロディアスなフロウもばっちり。
シンガーのJaywillzをフィーチャー。
オーガニックなギターやチープなシンセが効いたアフロビーツ路線の曲です。最後のフックでのコーラスの入れ方がお気に入り。
3. Rock
今作のハイライトの一つ。
タイトルに反して別にロックではないアフロビーツ系の曲です。不思議なメロディのシンセが印象的。
4. Julie
Chance the Rapperあたりが好きな方にもおすすめしたい、ゆるめの曲。
ピースフルなピアノループが目立つビートに、ゆったりと歌うフロウを乗せた好曲です。ドラムの抜き差しも絶妙。
少しStarGateっぽい要素のある曲。
切ないハープ(?)にパシャパシャとしたスネアが絡むビートで、シンガーのFAVEと絡む良曲です。今作のハイライトの一つ。
ピースフルなアフロビーツ路線。
透明感のあるシンセが敷かれたメロウなビートに、二人の歌い上げフロウが絡む良曲です。例の高音シンセもうっすら聞こえてきます。
10. So Much More
裏打ちのリズムが効いたゆるいレゲエ風味の曲。
暖かいコーラスも絶妙なハートウォーミングな良曲です。アウトロでのサックスソロも印象的。
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