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おすすめ旧譜アルバムVol. 80: Black & Jay「Affiliated 4 Life」

旧譜紹介Vol. 80です。

今回紹介するのは、ナッシュビルのラップデュオのBlack & Jayによる1998年のアルバム「Affiliated 4 Life」です。

Black & Jayはナッシュビル出身のラップデュオです。

1990年代後半に登場。1997年には1stアルバム「Everyday Life」、1998年には本作をリリースします。その後は客演を数曲残していますが、デュオとしての作品はリリースしていないようです。

低い声質で静かな迫力を持つタイプと、時折荒っぽさも覗かせるタイプによるちょっと8Ball & MJGのようなスタイルのデュオです。サウンド的にはナッシュビルらしいハードなバウンスやメロウ路線など。メロウが特に強いです。

本作はアートワーク通りC-Loc周辺との交流で作り上げた作品で、自身のスタイルをベースにしつつも少しルイジアナ風味も取り入れた快作に仕上がっています。


1. Intro

男声シンガーのLamorris Williamsが歌うイントロ。

主役二人は登場しませんが、チープなストリングスが効いたバウンシーなG仕様の曲です。ソウルフルな歌いっぷりも見事。


2. If Ya Scared Say Ya Scared (feat. C-Loc & Young Bleed)

Happy Perezプロデュース。

いかにもC-Loc周辺がやりそうなダーク&バウンシーな曲です。Young Bleedのぬめりのあるヴァースが強烈。


5. Dear Momma (feat. L.T.)

Playa Gも参加した哀愁メロウ曲。

シリアスなギターにスティールパンを合わせたビートで、ソウルフルでやるせない歌声と絡む好曲です。主役二人のGなラップもばっちり。


7. In & Out Of Your Life (feat. Bombshell & Boo The Boss Playa)

ゴスペルっぽい明るいピアノが目立つメロウ。

男声シンガーのソウルフルなフックの歌いっぷりに完全にノックアウトされます。ヴァース中での歌の絡みにも悶絶必至。


10. Game Don't Last 4-Ever

本作のハイライトの一つ。

大ネタ使いのやるせない哀愁メロウ曲です。ピアノや例の高音シンセが効いたビートで、フックでは男声シンガーが歌いまくります。


11. Hustlin', Strugglin' (feat. Cynic)

Playa Gプロデュース。

手数の多いドラムに生演奏と思しきキーボードが絡むビートで、ちょっとプラグっぽい味もあります。ここでも男声シンガーのやるせない歌フックが強力。


13. Last Chance

ナッシュビルならではの濃厚な哀愁メロウ。

もの悲しいピアノやストリングスを使ったビートに、力強いラップとソウルフルな歌声が絡む良曲です。オヤGの方はソファに泣き崩れるはず。


14. Dead Homiez

本作のベストトラック。

Playa Gが手掛けたポジティヴ系メロウ曲です。とろけるエレピやファンキーなギターが効いたビートで、フックでは男声シンガーの歌声をフィーチャー。完璧です。


18. If I Wasn't A Baller (feat. Playa G)

プロデュースもPlaya G。

ファンキーなベースやメロウなエレピを用いた、スムースなメロウ曲です。後半ではPlaya Gの美しい歌声も飛び出します。

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