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2025年に10周年を迎える作品

新年あけましておめでとうございます。今年でにんじゃりGang Bangも13年目に突入します。車だったら自動車税が上がってしまう。毎年恒例、にんじゃりGang Bangの2015年の年間ベストアルバムを振り返ります。

セレクトも文章も今の自分に近づいている印象です。いくつか入っている非ヒップホップ/R&B作品のチョイスに、音楽ブロガー仲間のpshándyさんからの影響を強く感じます。また、2014年版と同じく「人気ラッパー」のような今なら書かない表現はまだ残っているものの、10年前の自分の文章を読み返した時独特の恥ずかしさは例年ほどありませんでした。年間ベストアルバムに入れた作品は以下の通りです。

1. Payroll Giovanni「Stack Season」
2. The Worlds Freshest & J. Stalin「The Real World 4」
3. Carly Rae Jepsen「Emotion」
4. Paris「Pistol Politics」
5. Tuxedo「Tuxedo」
6. Wale「The Album About Nothing」
7. Main Attrakionz「808’s & Dark Grapes III」
8. Junglepussy「Pregnant with Success」
9. Colleen Green「I Want to Grow Up」
10. Starlito「I’m Moving to Houston」
11. Boosie Badazz「Touch Down 2 Cause Hell」
12. Nef The Pharaoh「Nef The Pharaoh」
13. Waxahatchee「Ivy Tripp」
14. Propain「Against All Odds」
15. Onehunnidt「Field Sobriety」
16. Clarence Clarity「No Now」
17. Sleepy D「Wake Me Up When I’m Rich」
18. Travis Scott「Rodeo」
19. Jr. Thomas & The Volcanos「Beware」
20. Best Coast「California Nights」
21. Fetty Wap「Fetty Wap」
22. Dr. Dre「Compton」
23. Saun & Starr「Look Closer」
24. Bad Bad Hats「Psychic Reader」
25. Future & Zaytoven「Beast Mode」

Fetty Wapのブレイクがもう10年前って怖くないですか……? 好きだったはずなのに入れていない作品はDonnie Trumpet & The Social Experiment「Surf」くらいで、今振り返っても納得できるリストです。Kendrick Lamar「To Pimp a Butterfly」は「大作すぎて疲れる」という理由で外した記憶があります。

そんな「To Pimp a Butterfly」以外にも、この年は重要作が大量にリリースされていました。かなり多いので大まかにリスト化します。

■ヒップホップ
Action Bronson「Mr. Wonderful」
A$AP Rocky「AT.LONG.LAST.A$AP」
BADBADNOTGOOD & Ghostface Killah「Sour Soul」
Big Sean「Dark Sky Paradise」
Chris Brown & Tyga「Fan of a Fan: The Album」
Drake「If You're Reading This It's Too Late」
Drake & Future「What a Time to Be Alive」
Earl Sweatshirt「I Don't Like Shit, I Don't Go Outside」
Future「DS2」
Future「56 Nights」
Jay Rock「90059」
Lil Durk「Remember My Name」
Mac Miller「GO:OD AM」
Meek Mill「Dreams Worth More Than Money」
NxWorries「Link Up & Suede」
Pusha T「King Push – Darkest Before Dawn: The Prelude」
Rae Sremmurd「SremmLife」
Tyler, The Creator「Cherry Bomb」
Vince Staples「Summertime '06」
Young Thug「Barter 6」
Young Thug「Slime Season 2」

■R&Bほかヒップホップ周辺
Babyface「Return of the Tender Lover」
Bryson Tiller「T R A P S O U L」
Hiatus Kaiyote「Choose Your Weapon」
Hudson Mohawke「Lantern」
Jazmine Sullivan「Reality Show」
Jeremih「Late Nights: The Album」
Justin Bieber「Purpose」
Kamasi Washington「The Epic」
Miguel「Wildheart」
Prince「Hit n Run Phase One」
Prince「Hit n Run Phase Two」
Tame Impala「Currents」

これらの作品が今年10周年を迎えます。FutureMetro Boominのタッグが本格的にシーンで大きな存在感を放つようになり、R&B方面でもBryson TillerJeremihといった重要人物が次々とアルバムをリリースした年でした。曲単位ではDrake「Back to Back」「Hotline Bling」Rich Homie Quan「Flex (Ooh, Ooh, Ooh)」T-Wayne「Nasty Freestyle」Wiz Khalifa「See You Again」などがありました。N.W.A.の伝記映画「Straight Outta Compton」もこの年です。振り返るとここから何かが変わっていったような出来事の多い年だったと思います。

そんな変化が始まった2015年から10年が経った2025年、にんじゃりGang Bangは大きく変えていこうと思います。まず、メインで書いているレビューについてです。これまではデータベースっぽいようなフォーマットで続けてきましたが、今年からはフォーマットを気にせず自由な形で書いていきます。イメージ的には、これまではこういう記事を書いていたところ、

これからはこういう記事を書いていくということです。

一本一本の記事に時間をかけてじっくりと書いていくことなるので、それに伴いブログ更新スケジュールも変わります。これまでブログ更新は毎週火・木・土・日の週四回を基本に、告知を含む記事や論考など文章量の多い記事を書いた際には一回飛ばすというスケジュールで運営してきました。しかし、今年からは更新スケジュールは完全不定期になります。記事数は減りますが、内容はレベルアップさせていくつもりです。2025年のにんじゃりGang Bangも宜しくお願い致します。

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