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2022年おすすめ新譜アルバムVol. 75: Monophonics「Sage Motel」

新譜アルバム紹介Vol. 75です。

今回紹介するのは、ベイのソウルバンドのMonophonicsがリリースした「Sage Motel」です。

ジャケ

Monophonicsはベイ出身のソウルバンドです。

2005年頃に結成。2007年には1stアルバム「Plain & Simple」をリリースし、その後も2010年の「Into The Infrasounds」や2012年の「In Your Brain」などアルバムのリリースを重ねていきます。また、BlackaliciousやCurren$yなどのヒップホップ作品にも(メンバーが)参加。堅実に活動を行っています。

ソウルやファンク、サイケデリックロックなどの要素を含むオーガニックなサウンドを聴かせるバンドです。初期はインスト系が中心でしたが、2015年作「Sound of Sinning」頃から、メンバーのKelly Finniganのソウルフルな歌をフィーチャーした曲が増えています。

今作は重厚なサウンドとファルセットも多用した歌が楽しめる、サイケデリックソウル系の作品です。ディープなソウルを聴きたい方は是非。


2. Sage Motel

ヘヴィでいて哀愁漂う曲。

サイケデリックな感触のサウンドで、女声コーラスも交えて枯れた味を聴かせる良曲です。Marvin Gayeを思わせる瞬間も。


4. The Shape Of My Teardrops

美しいストリングスが効いた1970年代っぽいソウル。

基本は暖かいソウルフルなグルーヴが通っていますが、ギターの質感などにロック的な匂いもあります。今作のハイライトの一つ。


7. Never Stop Saying These Words

まったりとしたスウィートな曲。

ホーンやストリングスが効いた優しいサウンドで、Kelly Finniganがファルセットを使って歌い上げる佳曲です。後半に少し入るインストで聴かせる展開も絶妙。


9. Crash & Burn

ディープなソウル路線。

暖かいホーンやノイジーなシンセが印象的な中、力強くも柔らかさも備えた歌が沁みる好曲です。SEのようなシンセが入ってビートスイッチのように変化する展開も。


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