2023年おすすめ新譜アルバムVol. 76: Jordan Hawkins「4Play」
新譜アルバム紹介Vol. 76です。
今回紹介するのは、ノースカロライナのシンガーのJordan HawkinsがリリースしたEPの「4Play」です。
Jordan Hawkinsはノースカロライナ出身で、現在は西海岸を拠点に活動しているシンガーです。
これまでの活動や音楽性については以前書いたこちらを。この後は所属バンドのN.A.I.V.Eで2022年にライブアルバム「Live from Ursula Ave」をリリースしています。
今作は前作から引き続き、R&Bをベースにしつつもギターをアグレッシヴに弾きまくる快作に仕上がっています。ロッキッシュではありますがR&Bとして着地するユニークなバランスです。
1. That Look
小気味良くギターを弾くファンキーな曲。
歌い口もパワフルで、濃い味ながらスカッとする魅力のある曲です。アウトロでのギターソロが痛快。
2. Risky
ハイハットの早さだけはトラップ的な曲。
スネアやベース、ブラスなどは太めの質感で力強い良さです。ファルセットを交えつつファンキーに歌い上げる主役のヴォーカルもばっちり。
3. Super Power
穏やかなネオソウル寄りの曲。
基本的には主張しすぎないギターとタイトなドラムが効いたサウンドで、情熱的に歌い上げる佳曲です。しかし途中でしっかり主張するギターソロが入ってきて「らしさ」が噴き出します。
6. Screamin' (feat. Reggie Becton)
ノイジーなギターが唸るファンク。
ゴリゴリとした質感ですが、R&Bから逸脱しすぎないバランスが絶妙です。Reggie Bectonのスウィートな歌声とも好相性。
今作のハイライトの一つ。
ギターを力強く弾きまくるJordan Hawkins流儀のサウンドで、PHABOの誠実な歌と絡む良曲です。R&Bの濃厚な良さがギターで薄まらずに堪能できます。
ボーナストラック的な曲。
アコギ一本ではなくスナップ音やシェイカーなども入ってきます。より歌が突き刺さってくるような好アレンジ。
ここから先は
¥ 100
購入、サポート、シェア、フォロー、G好きなのでI Want It Allです