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2024年おすすめ新譜アルバムVol. 22: Tyla「TYLA」

新譜アルバム紹介Vol. 22です。

今回紹介するのは、南アフリカのシンガーのTylaがリリースした「TYLA」です。

Tylaは南アフリカ出身のシンガーです。

2010年代後半に登場。SNSでのカヴァー動画の発表などを経て、2019年にはシングル「Getting Late」をリリースします。その後も2021年の「Overdue」や2022年の「To Last」などシングルを数曲発表し、2023年のシングル「Water」のヒットでブレイク。EPやアルバムとしては今作が初のリリースとなります。

清涼感のあるR&Bマナーをベースに、レゲエっぽいニュアンスも少しまぶしたような歌を聴かせるシンガーです。サウンド的にはアマピアノやアフロビーツを、R&Bの形に落とし込んだようなものが中心。ダンスホールレゲエなどの要素も取り入れます。

今作はそのアマピアノ影響下にあるR&Bサウンドと、爽やかな歌の魅力が堪能できる快作に仕上がっています。アマピアノやアフロビーツが好きな方も、R&B Lovers Clubの方も是非。


2. Safer

音数の少ないクールな曲。

ログドラムや壮大なコーラスを取り入れた、Asakeあたりにも通じる曲です。Tricky Stewertも参加。


3. Water

メロウな歌モノアマピアノ。

上品なシンセとシェイカーが心地良いビートで、甘酸っぱいメロディを歌い上げる佳曲です。アンセム。


4. Truth or Dare

アフロビーツ系のメロウ曲。

柔らかなエレピとポコポコと鳴るパーカッションが印象的なビートに乗り、力を巧みにコントロールして歌う好曲です。Rihannaあたりが好きな方にもおすすめ。


5. No. 1 (feat. Tems)

Drake作品にも関わるAlex LustigとSammy Sosoの共作。

ギターやエレピを使ったメロウなビートに、ログドラムを取り入れたアフロビーツ寄りの曲です。Temsのソウルフルな歌とも好相性。


6. Breathe Me

哀愁漂うメロウ路線。

シェイカーにはアマピアノっぽさも感じられますが、全体的にはR&B寄りの印象です。後半で聴かせるファルセットが美味。


8. On and On

Mariah Careyあたりに通じる囁き気味の歌を聴かせる曲。

サウンド的にはシェイカーやメロウなエレピを使った、アマピアノ影響下にあるR&Bです。時折入るキックの連打もアマピアノ感があります。


13. To Last

R&Bよりもアマピアノの色が強い曲。

哀愁漂うエレピを使ってしっとりと歌い上げていますが、ログドラムとシンセで聴かせるようなフックなどにダンスミュージックとしての魅力が強く出ています。じわじわと熱くなる良曲。

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