おすすめ旧譜アルバムVol. 81: Dangerous Rob「Bakk From The Middle」
旧譜紹介Vol. 81です。
今回紹介するのは、オクラホマのラッパーのDangerous Robによる1995年のアルバム「Bakk From The Middle」です。
Dangerous Robはオクラホマ出身のラッパーです。
1990年代半ば頃に登場。1995年には本作をリリースし、その後も1998年の「At Tha Bank」や2003年の「Grind Til -U- Shine」などアルバムリリースを重ねていきます。2000年以降も数枚作品をリリースしているほか、2011年にはアルバム「Way 2 Dangerous」をリリース。現在もマイペースではありますが現役で活動しています。
太くどっしりとした声質でイナタいフロウを聴かせるラッパーです。B-Legitあたりに通じる魅力があります。サウンド的にはオクラホマらしいまろやかなGファンクやバンギンなどが中心。
本作はメロウなGファンクに的を絞ったサウンドで、その太いラップが堪能できる好作に仕上がっています。Playya 1000などが好きな方は是非。
2. Bakkk From The Middle
極太ベースが目立つGファンク。
ギターやストリングスも用いたイナタいビートで、フックでは女声シンガーが歌うメロウな曲です。Dangerous RobのGなラップもばっちり。
3. I Can't Cope
大ネタ使いのメロウ。
チープな高音シンセを使ったビートに、柔らかなラップを乗せていく好曲です。フックではスクラッチで歌を挿入。
4. Journey Thru The Middle
例の高音シンセをループしたGファンク路線。
途中ピアノソロを聴かせる構成など、少し凝った要素もある佳曲です。包み込むような優しい音作りがオクラホマらしい味。
5. T-Town Thang (feat. Playya 1000)
本作のハイライトの一つ。
ブリブリのベースが効いたGファンク系のビートで、女声シンガーのソウルフルな歌を挟んでマイクリレーを聴かせる良曲です。Playya 1000とDangerous Rob以外のラッパーの声も聞こえてきます。
6. Do It Dangerous
イントロで喋りは入りますがヴァースはない曲。
フックでは女声シンガーの歌を配した、クールでメロウなGファンクです。一応主役の声も声ネタとして入ります。
ここから先は
¥ 100
購入、サポート、シェア、フォロー、G好きなのでI Want It Allです