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2024年おすすめ新譜アルバムVol. 42: Mozzy「CHILDREN OF THE SLUMS」

新譜アルバム紹介Vol. 42です。

今回紹介するのは、ベイのラッパーのMozzyがリリースした「CHILDREN OF THE SLUMS」です。

Mozzyはベイ出身のラッパーです。

これまでの活動や音楽性については以前書いたこれらの記事を。

今作は哀愁メロウを中心に据えつつ、バンギンも程良く収録したシリアスな快作に仕上がっています。


1. DAMN

寂しげなエレピを使った哀愁路線。

跳ねるようなドラムやチップマンク・ソウルは現行ベイならではの味です。EBK周辺にも通じる良さがあります。


4. RED NOSE BULLY

切ないギターが効いたメロウ。

ドラムの手数は多めですが圧は強くなく、トラップというよりGセンスが際立っています。Mozzyの凄味のあるラップも見事。


5. LOST IT ALL (feat. Fridayy)

Fridayyがフック他を歌うゴスペル風味の曲。

枯れたギターと軽めのドラムのループで力強いラップを聴かせるヴァース部分、重厚なシンセと歌声が入ってくるフック部分が対照的でドラマティックな良さが出ています。今作のハイライトの一つ。


6. MISS BIG BRUH

早回しの歌声が印象的な曲。

跳ねるようなドラムと美しいピアノが光る、現行ベイマナーの哀愁メロウです。優しさと凄味を併せ持つMozzyのラップが強力。


10. LIVING PROOF (feat. E Mozzy)

E Mozzyの泣きのラップをフィーチャー。

透き通るようなシンセと歌声をループした哀愁メロウ曲です。派手さはありませんが沁みます。


12. LOST IN MY THOUGHTS

綺麗なピアノを用いた曲。

現行ベイマナーの跳ねるドラムや掛け声のサンプリングを使いつつ、全体的には哀愁漂うメロウに仕上がっています。Mozzyのラップとの相性も抜群。


14. ACT A FOOL (feat. Celly Ru & E Mozzy)

ドラマティックなストリングスが目立つバンギン。

ブヨブヨのベースや犬の鳴き声も使った現行ベイらしい曲です。Mozzy周辺ラッパーの二人のラップもばっちり。


15. I CAN'T GO OUT (feat. Afira)

今作のベストトラック。

ピッチを調整した歌声や1980年代R&Bっぽいシンセが哀愁を醸し出し、シンガーも美声を添えた極上メロウです。オヤGの方もソファに泣き崩れると思います。

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