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2023年おすすめ新譜アルバムVol. 6: Rich Rocka & Deedotwill「Back From the Future 2」

新譜アルバム紹介Vol. 6です。

今回紹介するのは、ベイのラッパーのRich Rockaと西海岸のプロデューサーのDeedotwillがリリースした「Back From the Future 2」です。

Rich Rockaはベイ出身のラッパーで、Deedotwillは西海岸出身のプロデューサーです。

Rich Rockaは2000年代前半に登場。初期はYa Boy名義で活動していました。Deedotwillは2010年代前半に登場し、これまでにRick RossやKOHHなどの作品に参加しています。二人は2016年のRich Rockaのアルバム「Alie」収録の「Fr Fr」などで共作しており、2022年にはタッグ作「Back from the Future」をリリースしています。

Rich Rockaは野太い声質で、チンピラ感とベイっぽいイナタさのあるフロウを聴かせるラッパーです。Deedotwillはアグレッシヴなトラップも作りますが、西海岸らしいメロウでGファンクフレイバーの効いた作風も持っています。

今作はDeedotwillのGな側面を強く打ち出した作品で、落ち着いたメロウなサウンドでRich Rockaの低音ラップが堪能できる好作に仕上がっています。


1. Regardless

Julian Avilaとの共作。

妖しいシンセを敷き、美しいピアノや例の高音シンセで味付けしたメロウな曲です。オートチューンを使った歌フックもばっちり。


4. Azul With the Bell

ストイックなGファンク路線。

軽めの808や神秘的なシンセを使いつつ、ファンキーなベースが目立つ好曲です。ラップも静かなキレがあります。


5. Life of the Party

Tavaras JordanとDekay Slapsも関わった曲。

一番カラーが出ているのはTavaras Jordanです。例の高音シンセを使った寂しげなビートで、オヤGの方はソファに泣き崩れるはず。


7. City on Fye

「Life of the Party」と同じ布陣の曲。

路線的にも近く、Tavaras Jordan印の哀愁メロウ曲に仕上がっています。例の高音シンセに悶絶必至。


10. In your Nature

この曲もTavaras Jordan & Dekay Slapsとの共作です。

透明感のあるシンセや艶やかなベース、軽めの808が印象的な極上メロウに仕上がっています。今作のベストトラック。

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