クリスタルパレスのA to Z 一緒にパレスを応援しませんか?
異例の欧州フットボールのシーズン真っ只中に行われたカタールW杯。我らが日本代表は前評判を大きく覆す健闘を見せ、メディアを中心に大きく盛り上がりました。年末のNHK紅白歌合戦のゲスト審査員に森保監督が登場するなどその熱はいまだに冷める気配がありません。
そして、その熱を帯びた状態でフットボールに興味をもち、推しクラブを決めて応援したいと思っているそこのあなた!!プレミアリーグの中でも屈指のドリブラーを揃えるクリスタルパレス一緒に応援しませんか?
クリスタルパレスとは?
クリスタルパレスF.C.は南ロンドンに本拠地を置くクラブ。パレスが一般的な呼び名ですが、エンブレムにワシを使っていることからイーグルスとも呼びます。
クラブカラーは赤と青で、バルセロナを彷彿とさせるユニフォームの配色となっています。また、現在記録として残っている中で世界最古のフットボールクラブという独特のアイデンティティも持っています。
また、他のロンドンクラブとは異なった、地域ならではのアイデンティティも持ち合わせています。
ロンドンを東西に流れるテムズ川を境として、オフィス街などより都会的な街が多いロンドン北部にはプレミアリーグのクラブが6クラブ存在しています。
それに対し移民が住む街も多い、より下町のような雰囲気があるロンドン南部にはプレミアリーグのクラブはクリスタルパレス1つだけしかありません。
こういった背景からWe are South Londonという掛け声の元、「俺たちは南ロンドンの代表なんだ」というアイデンティティがあります。
クリスタルパレスのライバル関係
フットボールの世界でのライバル関係の由来は2種類あります。一つは土地に由来するもの。
自分達と同じ地域に本拠地を置くクラブ同士がライバル関係にあり、そのクラブとの試合はダービーマッチと呼ばれ、他の試合よりも白熱したバトルが繰り広げられます。(マンチェスターユナイテッド対マンチェスターシティのマンチェスターダービー、アーセナル対トッテナムのノースロンドンダービーなど)
パレスもロンドンに位置しているため、チェルシーやアーセナル、トッテナムなどロンドン北部のクラブともダービー関係にあります。
また、南ロンドンに本拠地を置く、現在2部に所属しているミルウォールや3部のチャールトン・アスレティックなどもライバルです。
もう一つが歴史に由来するものです。
何百年も昔にその都市の貴族が争いをおこなったものから、数十年前にフットボール上で生まれたイザコザがライバルに発展したなど由来は様々です。
なぜ2種類のライバル関係の由来を説明したかというと、パレスの最大のライバルは、歴史に由来して発生したからです。
その相手とはロンドンから南に75キロのところに本拠地を構える、ブライトンです。現在ではカタールW杯でも大活躍をした三笘薫選手が所属している、日本人にも馴染みの深いクラブです。
そんなブライトンとのライバル関係は両都市間をつなぐ高速道路の名前にちなんでM23ダービーと呼ばれます。その由来は長くなるので気になる方は以下のリンクに飛んでください。
どんな選手がいるの?
冒頭で、プレミアリーグの中でも屈指のドリブラーを揃えていると言いました。そんなパレスの中で3人の選手をピックアップして紹介します。
まずは押しも押されもしない絶対的なエース、ウィルフリード・ザハです。
フィジカルの強さ、スピード、シュート精度を兼ね備えるパレスの絶対的な得点源で、パレスの中では数少ない、子供の頃からパレスの下部組織でプレーをし、プロデビューを果たした生粋のパレスっ子です。
そんなザハのプレー集はこちら↓
フィジカルとスピードを武器とするエースがいる一方で、異なる武器を持つ若手もいます。エベレチ・エゼです。彼の武器はスピードと緩急です。
フィジカルの強さはザハには及ばないものの、ファーストタッチで相手の重心の逆を突き、スルスルとドリブルをしていく姿は将来のエース候補として大きな可能性を感じます。
そんなエゼのプレー集はこちら↓
そのエゼの親友であり、エゼと同じリズムを持つ左利きのアタッカーがマイケル・オリーセです。スピードはエゼやザハに比べると見劣りするものの、細かいボールタッチと緩急で相手を抜き去り、一気にゴールに迫ることのできる選手です。また、パスの精度も抜群でゴールだけでなく、アシストという形でチームに貢献できます。
そんなオリーセのプレー集はこちら↓
終わりに
クリスタルパレスは、決して強豪クラブではありません。普通に負けるしイライラもします。しかし、急に強豪クラブ相手に善戦したり勝ち星を挙げたりします。
あるジャーナリストの方が「スポーツ、とりわけフットボールとは7割の苛立ちと3割の喜びだ」とおっしゃっていました。パレスも例外ではないと思います。
しかし、その3割を一度味わうと中々抜け出せなくなる。その経験をすでにW杯で味わった方、一緒にクリスタルパレスを応援しましょう!!!
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