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36節 ワトフォード戦 プレスカンファレンス和訳

 前監督であるホジソンに成長を見せつけた一戦となった。スコアこそ1−0だったが、グエイのヘディングやエドゥアールのポスト直撃のシュートなど、内容的には完勝だったのではないだろうか。この勝利によりトップハーフ争いにおいて大きく前進したパレスだが、ヴィエラはどのようにこの試合を振り返ったのだろうか。

勝利には満足ですか?

 あぁ、今日勝てたこと、そしてここまで44ポイント獲得してきたことは本当に満足している。もちろん、どの試合でも良いパフォーマンスをして、勝とうとしている。今シーズンはあと3試合だが、来シーズンに向けての足がかりを作るために重要な、より良い順位でシーズンを終えるという目標に向け、残り3試合、最善を尽くすつもりだ。


グエイの容態はどうですか?

 足首を怪我したようだ。どれほどの状態なのかは明日(5/8)か明後日(5/9)まで待たなければ判明しない。


今日は難しい試合でしたか?

 今日は常に主導権こそ握っていたと思うが、ライン間で選手がボールを受け、チャンスを作れるほど、テンポよくボールを回せなかった。そういった意味では難しい試合となった。自分達自身で試合を難しいものとしてしまったが、最終的には勝利に辿り着けた。

 今日は決してベストパオフォーマンスではなかったが、チームとして、ゲームをコントロールし相手にやりたいことをやらせないという観点においては、成熟度は示せたように思う。


降格がかかったクラブを相手にするというのは難しいものですか?

 試合前までは彼らの降格は決定していなかったし、彼らの残留に向けた団結力が試合をどれほど難しくするかは分かっていた。もっとボールを早く回したかったが、チャンスを作りうるだけのパススピードではなかった。


ホジソンに関してはどのように感じていますか?

 監督として降格してしまうということはいつも難しいものだが、シーズン中盤にチームに加入して不調のクラブを率いるというのはとても難しいタスクだったと思う。彼の監督としてのキャリアを見た時、彼がいかに多くの監督にとってお手本となっているかがわかると思う。


プレミアリーグ開始以降、ホームでの4試合連続クリーンシートはクラブ新記録ですが、ホームで守備をするにあたって何をしていますか?

 シーズン開幕当初、ディフェンス面を改善する必要があると感じ、それに向けて取り組んできた。選手たちがハードワークをしてきたことによって、より強固な守備をすることを可能にした。それと同時に、前線の選手が支配率を上げるためにポジションを模索し続けることが守備の強固さを上げている。

 チームはとても良い状態だし、この状態を要求し続け、来シーズンまで良い状態を保つというのがとても重要だ。我々は日々成長しているが、満足はしていないし、詳細を詰めていけばもっと良いチームになることができる。


常により多くの攻撃を望んでいますが、どのように変化をもたらしていますか?

 トレーニンググラウンドにおいて、練習を続け、選手たちを支え続けることで、チャンスを生み出すのに最高のチームを作り上げられるようにしようとしている。今日は特にファイナルサードの部分でうまくいかなかったが、ポゼッションを握るのであれば、より相手にとって脅威となるチャンスを作らなければいけない。


チームは最近、新たな側面を見せ始めていますか?

 試合に勝とうとするために、適切なバランスを模索している。チームがいい状態にある時、チャンスを作り、それをものにすべきだし、チームが苦しんでいる時はより堅実になるべきだ。

 選手たちは、どのように試合を進めたいのかよりよく理解している。より冷静になり、相手チームの方がボール保持において優れていると受け入れながら守備をする必要がある瞬間も試合中にはある。そしてそれがうまく実践できている。

 相手にボールを支配されていると、チームがイライラする時が時々あったが、今では受け入れられるようになった。袖を捲り上げながら戦っているがそれはいい傾向だ。


終わりに

 ヴィエラが言うように、支配率、チャンスの数の割に1点は物足りない気もしないでもないが、以前はそういった試合で、引き分けに持ち込まれていた(6節 ブライトン、8節 アーセナル、9節 ニューカッスル etc.)を踏まえると、こういった試合で勝ち切れると言うのは今シーズンの成長の証ではないでろうか。

 また、ホームに相手監督として帰還したホジソンに対するサポーターの歓迎も非常に感動的な瞬間だった。(風船の演出はキックオフに影響したが)

 次節は1試合消化が少ないながら1ポイント差で11位につけるアストン・ヴィラ戦。なんとか勝ち点3を持ち帰り最高の形でシーズン終了を迎えたい。

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