令和2年度公認会計士試験論文式〜振り返り〜
どうも。闘う会計士受験生改め、闘う会計士の卵🥚です。このたび、令和2年度公認会計士試験に合格することができました。まだ合否が出ないうちにイキれないと思っていましたが合格したのでイキります。(監査法人に就職するまでは別にイキってもいいよね?笑)
論文式を受験した時を振り返ってみたいと思います。成績は開示答案が届いたらデータと併せて記載します。どれくらいの順位で偏差値なんだろうか。早く、通知書届かんかな。
本試験の前日
家から出て、電車を乗り継ぎ新習志野のホテルにチェックインしてから本試験会場を下見。そしてホテルに戻り、ご飯を食べて最終確認して寝た。
正直、この時は心臓破れるほど緊張はしてなくて、なんか軽く悟りの境地だったかも笑。「確実に論文一回目は落ちてる人間がコロナで延期してここまで成績は伸ばせたんだし、あとはやることやるだけだよね。これで落ちたらもう仕方なくないか?」と。諦めてはなかったので肩の力が抜けてて適度な緊張だった。
1日目
ホテルを後にし、会場へ。幕張メッセの会場の広さ、人の量に圧倒されながらも着席。アホみたいにいる人々の3分の2が落ちると思うと気が重くなった。そして検温器に通る時は、緊張したなー。ここで発熱してたら一年が水の泡だと思うと震える。
企業法
ヤマが当たったし偏差値50は割ってないんじゃないかと思う。なので、手応えはいい方。最初は事例がうまく掴めなくてちょっと焦った。けど、直前にポケ論で読み込んだ条文だった事に気づいて、ドンピシャで206条の2を発見してそこから問題提起と規範定立まで浮かんで無難な解答が書けたり(CPAの模範と方向性が同じだった。)、基準日株主の論点を覚えてたりと大負けしなかった。逆に自己株式の売主追加請求権の排除(164条だっけか?)を外したり、2-2で定款制限の問題で検討すべきものが漏れてて内容が薄かったりするので60は取れないかと。予想偏差値52〜56
監査論
監査に関しては、謎。どう偏差値がつくのかも正直言って見当がつかない。本当に手応えが謎。けど外した答案は、会計士法の解答欄二つ以外は書いてない。だから偏差値50は割らないんじゃないかと勝手に信じてる。テキストの内容やフレーズは最低限抑えてる程度なので論述の精度はあまり高くない。なので偏差値60はないだろう。だけど模試含めて一番できた説。予想偏差値52〜55
租税法
まぁ、アドはそれなりに取れているはず。自己採点する限りでは計算は法人19〜21、所得3、消費6 の28〜30点。所得税を作問した試験委員腹立つわ〜。なんだあのクソ問。けど消費が易化したので助かった。今年は延期の影響でボーダーが25点程度と聞くので爆跳ねはしてないと思われる。2問目は55〜58くらい?
1問目は形式が変わってて少しビビったけど内容は変化なしで安心。○×は4つ全てあってて、条文までの結論は二つ正答。記述は号数までは合わなくても条、項を四つあわせたので57〜58は取れてるかも。予想偏差値55〜58
1日目は企業法のスタートダッシュが最高だったのでメンタルを保ちながら1日目を終えた。疲労感は凄かった。私は体がデカくて机のサイズと合わず変な姿勢になったので体がバキバキ。この疲労の二日目に与える影響が心配だったので、健康ランドに行って体ほぐした。そしてホテルで最終チェックをして就寝。
二日目
さて、勝負の二日目。鬼門の会計学がそびえ立つ。
管理会計が死ぬほど苦手でとても不安だった。模試も偏差値52を越したことがなくて自信がなかった。財務で挽回できると言い聞かせながら着席
会計学(午前)
第1問は、部門と総合原価計算が出題。標準原価計算が地味に苦手意識があったので助かった。そして計算が優しかった。15/19。欲を言えば3ミスに抑えたかった。部門の理論はド典型が多かったのでわりかし精度は高くかけた。総合はMFCAの記号は1ミス、損益の分類は外したりとここは微妙。ここはアドを少し稼げてると信じたい。予想偏差値54〜56
第2問は、思い出したくもない。手も足も出ないとはあのことだと思う。2-1は15分かけてみたけど計算一個も埋まらず切った。そして2-2もよくわからず計算は2個しかあってないという悪夢。そして理論は2-1のトップダウン型予算の名称と利点しかかけてない。正直、足切りでもおかしくない。けど、周りも死んでるから50は超えないけど足は切ってないかという淡い期待もある。自分のチンケな淡い期待だけれど。予想偏差値38〜45
会計学(午後)
第3問は、正直跳ねてると思う。欲を言えばキャッシュ・フロー計算書は1ミスもしたくなかった。ソフトフェアはイレギュラーで見なかったことにしたかったけど、短答の記憶を必死に引っ張り出して解いた。結果、CF8/9、ソフト6/9 と確実にアドは稼げてる。CFの理論は、速報の動画見る限りはそこそこかけてる感じ。ソフトはシラネ。予想偏差値63〜65
第4問は、微妙。数値はもちろん完答。代理人の記述、外貨の記述はほぼ完答。減耗償却近辺は、正直あやふやだったのでノリで書いた。減耗償却に関してはその場で考えて書いたけど書くべきことはかけてた。有価証券のやつはちょいちょい外してる。そして疲れていたのか、売手の処理なのに買い手の処理を書くミス。だけど、逆に先渡取引が指摘できているという意味不な答案もある。まあ、大負けはしてないでしょう。予想偏差値50~54
第5問は、計算に関しては簡単すぎてビビりました。普段からエグい連結を内部模試、答練で解かされていたので除外や子と関連の合併もお茶の子さいさいでした。けど、漢字間違いがあるという。詰めが甘い。理論は、書いたけど内容は薄い。一つ空欄作ったし。まあけど、明らかに計算の配点がデカいんだし計算でかなり引っ張っているはず。予想偏差値65~70
経営学
ついに最後の科目。これが終われば人生の夏休みに突入。(コロナで思ってたのと違うけど。)最後の力を振り絞り解いた。
第1問は、算数多めだった。けど、ほぼ解けた。語句も落としてはならないところは全部あってたし、説明もそれなり。けど知らないやつは本当に知らない。どうせ理論なんて母集団が団子になるからそんなに期待しない。 予想偏差値52~54
第2問は、はい。死にました。資金管理とマルチファクターはほぼ死にました。資金管理に関しては0点。講師に死ぬほど質問して外部模試でも偏差値60近く取れるようになったのに、、、マジで梯子を外された気分で試験中にやり場のない怒りがこみ上げた。けど絶対に落としてはならないところは取ったから足切りはまずないだろう。予想偏差値48~53
そして俺の会計士受験は終わった。家帰って自己採点したら、科目全体で大失敗した科目がなかった。計算で引っ張れてるかつ理論科目では大外ししてないから正直7割方合格を確信した。まあそれでも、発表まで時々不安がこみ上げてきたし、合否の当日なんて緊張で死ぬかと思った。けど、確信は間違ってはなかった。これで落ちてたらシャレにならなかったな。1か月立ち直れなくて三振リーチまで行ってたかも。3か月で1ミリも勉強してないし。けど本当に合格していてよかった。地球に生まれてよかった~!! 以上
実際の結果は、成績通知表と答案が届いたら掲示します。過年度論文生や短論並行型の短答生は答案もぜひ利用して見て!