公認会計士になろうと思った日
はじめまして、ぴえんです。
この記事では、私が公認会計士になろうと思った日について書いていこうと思います。
私が、公認会計士に興味を持ったのは大学2年生の冬。
大学の公認会計士サークルの交流会に参加する機会があり、そこで、私の運命を変える合格者の先輩と出会うことになった。
その先輩は、いままで出会ったどんな人よりも余裕があった。
誰でももっているであろう「焦り」というものが一ミリも感じられなかったのである。
普通の人間であれば、例えば、高いお会計だったら、眉を顰めるし、大学の単位を落としそうなら焦るだろう。
だが、その先輩にはまるで無縁に見えた。
いったいどういうメンタルなのだろうと、疑問が尽きなかった。
その謎を解明するため、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった_____
グーグルで「公認会計士」と入力し、某予備校のブログ記事を読んでみた。
なになに?
活躍できるフィールドが広い
仕事とプライベートの両立ができる
社会的地位が高い
将来性があり、需要が安定している
そして、平均年収は922万円で、働き方によっては1,000万円以上を目指せると書いてあった。
なるほどなるほど、そういうことか。
この公認会計士という資格は人生の「下限」を決めることができる。
ここ数年で、大企業があっけなく倒産し、何百年も続く老舗が幕を閉じるなど、これまで「安定」とされていたものが根底から揺らぐ事例が相次いでいる。そこに、新種のウイルスの流行や、止まらない物価・税金の上昇といった社会的混乱が重なり「明日はどうなるかわからない」不安を抱える人は決して少なくないだろう。
しかし、この資格をとれば、そんな不安を抱えずに済むのである。
むしろ、それが強固な「保険」となり、新しいチャレンジを生む土台になる。
「失敗しても大丈夫」と思えるだけの安心感があるからこそ、本気で夢を追いかけたり、リスクのある一歩を踏み出すことができるのである。
ああ、なんて素晴らしい!
そりゃ、あの余裕は生まれる。
人間、心の支えがしっかりしていると、こうも動じなくなるものなのか、とひたすら感心してしまった。
ここまでで、私はこの資格にかなり魅了されていたが、最後に決定的なブツを見つけてしまった。公認会計士法第1条である。
公認会計士法第1条では「公認会計士の使命」が定められているが、こんなことが書かれている。
ええ、かっこよすぎでしょ。
まるで、まるで正義の味方が掲げるスローガンみたいだ。
重みはあるが、なんとやりがいのある言葉だろう。
公認会計士という資格は、自分の人生を充実させつつも、社会に貢献することができる。
なんて、至れり尽くせりの資格なんだ。
すぐさま、某予備校の無料相談に申し込んで、その日にお金を払って入会した。若干の勢いもあったが、後悔は一切なかった。
そして、1年半後、合格した。
あっという間だったような、ものすごく長かったような。こればかりは挑戦した人にしかわからない感覚だと思う。
まだ、公認会計士試験合格者で、半人前どころか百人前くらいである。
だが、それでも新たな景色が見えるようになったのは確か。
これからも「公認会計士」という名前に恥じぬよう努力をしていこうと思う。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
読者の皆さまが公認会計士試験に合格されることを、心よりお祈りしています!
この記事に「スキ」が多ければ、勉強中の苦労についても書いていこうと思います。