CP挑戦へステップアップ
来年度受験の皆さん、スケジュールを立てて勉強を進めていることと思います。
「チーズプロフェッショナル試験の前にチーズ検定を受けたほうがいいのかな?」
「チーズ検定は合格したけど、チーズプロフェッショナル試験とどれくらいレベルが違うのかな?」
そんな疑問もあるかと思います。
まずはチーズ検定を受けてない方へ、CP学習の入口として、チーズ検定レベルの問題を解いてみましょう。
※チーズ検定本番と同形式でテキストに沿った出題ですが、当Noteのオリジナル問題です。
47問中36問でチーズ検定は合格ラインですが、CP受験者であれば42問以上はできないといけないでしょう。
では、検定とCP試験はどれくらいレベルが違うのか?この中からひとつ取り上げてみましょう。
まあ今回は解答例なくてもよかったんですが、一応用意しておきました。
なんとなく知っているレベルから正しく理解しているレベルへ昇華させないといけないというのは分かったかと思います。
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↑に書いた絶対必要な参考書のほかに、今回は入手しておくと良いものを紹介します。あくまで最新の教本と過去問集が学習のメインであることは忘れずに、余裕があれば、です。
■過去の教本■
大改訂した時には内容が大きく増えたり減ったりしています。
2016~2019が一つの改訂区切りなのでこの中で一冊あると最新版で削られた情報が得られます。2012~2015も大きな改訂区切りなので中古で見つけられたら手にいれて損はないと思います。
■『チーズポケットブック保存版』(旭屋出版)■
残念ながら近年改訂版が出なくなってしまいました。一般チーズ愛好家向けのライトな内容の本に見えますが、私はこれを職場に必ず置いています。というのも各チーズの紹介のところにも合う飲み物が書いてあるだけでなく、巻頭特集で「チーズとあうワイン&飲み物ガイド」が秀逸だからです。ワインだけでなくスピリッツやソフトドリンクまで網羅しています。下戸でワインに詳しくない私にはある種バイブルかもしれません(笑)。タイプ別製造チャートも載っているのでCP学習者にも便利な一冊です。
■トリスタン・シカール著『美しい世界のチーズの教科書』(PIEインターナショナル)■
ヤバイです。これ(笑)。私はこの本の発刊前にこれの原書である『L'atlas pratique des FROMAGES』をamazon.frで中身もよくわからず衝動買いしたのですが、届いて中を見たらびっくりでした。
もともとアトラスと名がついていただけあって原産地名称保護チーズの指定地域が地図で示されています。それだけでもすごいんですが、まあ簡単に言うと、チーズの教本フランス版、という感じです(テキトーすぎwww)。
ただし!リファレンス的に使うのはいいですが、CP受験者がメインにこれを読み込んでしまうと情報過多になって試験に必要な知識の整理がつかなくなる恐れがあります。どうしても何か調べたい時、スケジュール的に余裕がある時、くらいに使うのが良いかと思います。ただ、地図は製造指定地域をイメージするのに役にたつので良いと思います。
■佐野嘉彦著『ツゥになる!チーズの教本』(秀和システム)■
C.P.A.監修ということもあり、チーズ検定とチーズの教本の橋渡し的な本になります。また日本のチーズ工房の紹介もあるので、普通に読むのに手軽な一冊です。
■本間るみ子著『旬をおいしく楽しむチーズの事典』(ナツメ社)■
本間C.P.A.会長の著書は数多くあるのですが、あえてこの昔の一冊を用意したのは二次試験対策のヒントになるからです。普通のチーズ本(一般向け)は国別かタイプ別がほとんどなのですが、これは季節別になっています。たぶん季節別なのはこれだけではないでしょうか?
シェーヴルやモンドールなど、誰でもわかるチーズの旬以外で、チーズの現場にて季節ごとに提案する必要がある時、皆さんはさっと思い付きますか?たぶん現場で何年かやっていれば客のニーズや問屋のオファーも絡んで何となくわかってくるものだと思います。また二次試験でチーズ現場での提案系の出題の時にこういうネタをストックしていると役に立たつと思います。
↓こちらも参照ください↓(今手に入りにくいのもありますが(;'∀'))
▼注意▼
今回Amazonリンクを貼っていますが、古い書籍の場合、法外な値段で売られているマケプレ業者もおりますのでご注意ください。正価をご確認の上、ご購入されるとよいかと思います。
(当Noteのリンクからの購入にまつわるお客様と業者のトラブルには当方は一切関知いたしません。)