
<最新情報>一次試験CBT化
以前にXの方でコメントしていましたが、ついにC.P.A.の方から一次試験CBT化の詳細が発表されました。
まだ未確認の方はぜひサイト内のpdfファイルをダウンロードしてご確認ください。
私としましても懸念事項がいくつかあるので協会の坂上会長に直接質問をしています(1/27現在解答なし)。
推定にすぎませんが、CBT化による影響をいくつか挙げてみたいと思います。
■試験問題の公表がなくなる■
一番の懸念はこれです。一日で終わる試験ではなく、期間をおいて、複数日の日程から選べる試験です。つまり複数の試験フォームが用意されるのは間違いありません。となればどのような試験だったかは受験者以外に知るすべがありません。
一つの手段として、TOEIC講師がやっているように、講師や教材作成をしている我々CPも受験することです。コストはかなりかかってしまうのですが、問題は禁止・不正事項です。出題内容の漏洩がそれに抵触してしまうのです。これが一次試験期間を過ぎたらシェアしてもよいのか、内容詳細はダメでも出題形式や大まかな大問の構成程度ならよいのか、そこは返答待ちです。
■出題形式の大幅な変更■
これまでの一次試験は記述が大半を占めていました。もちろん選択式問題もあるのはありましたが、基本的にC.P.A.が求めるチーズプロフェショナル像から、チーズにまつわる基礎的な知識を単に暗記するのでなく真に理解し、説明できること、だと言えます。であったので、誤字脱字なども厳しく評価の対象となっていたのです。
それがCBTとなると、ソムリエ試験のような多岐選択問題が無機的に大量に出題されるのではないか?という懸念があります。もちろん二次をしっかり記述にすればいいのでしょうが。
ただこれに関しては確証はないのですが、全てが多岐選択問題にならないで従来の形式に近い形になるのでは?という可能性もあります。というのも今回の詳細pdfに「CBT=コンピューターを利用して解答する学力試験。受験者はパソコンに表示された試験問題に対して、 マウスやキーボードを用いて解答します。」とあります。キーボード…と書かれてますよね?たしかにCBT試験のなかには英検S-CBTのライティングのような試験もあります。なのでここはまだなんとも言えないでしょうね。
■当Noteで今後発売予定の有料問題集■
これに関しては従来型の出題形式のまま作成しています。形式がどう変わるかわからないにせよ、これまで通りの出題形式で対策をしておいて何も問題はないからです。とはいえ、CBT化で想定される出題形式についても多少は予想という形で提供もする予定です。遅くとも三月までにはアップする予定ですので楽しみにお待ちください。春には教本単元別編と出題形式別編をアップします。(ぶっちゃけ、Note手数料や住民税もありますから少しお高くはなると思います…。そこは何卒ご理解いただけると幸いです。)