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2023年度チーズプロフェッショナル呼称認定試験 二次試験

今年度の受験者の皆さんお疲れ様でした。
そして来年度の受験者の皆さん、受験へ向けた勉強はもう始められたでしょうか?

さて、二次試験概要と解答例配信(有料)です。


大問1:テイスティング

難易度:普通

今回はチーズ名の提示もありませんのでテイスティングできない私としましては写真と設問だけで推定させていただいた上で解答例を作成しております。

その上で、X(ツイッター)で受験者の皆さんの投稿を見て、「え?これを見てそういうチーズ名を想定したの?」と思ったことがあるというか、「ああ、そういうことはわかってないものなのか」と改めて感じたことがあります。

それは、カット形状はチーズを推測するヒントの一つである、ということです。

https://www.cheese-professional.com/article/members/detail.php?KIJI_ID=1757  (会員コンテンツです)

2017年試験のこのB、C、Dを見ていただければ、チーズ原体の半径や高さが一目瞭然だと思います。その情報を隠すために不自然なカットで試験に出すことはありません。

もし『ワインとグルメの資格と教室』を入手しているのであれば過去のテイスティング写真も改めて見直してみてください。

大問2ー1):【販売】ブルー・デ・コースのカット方法と商品管理

難易度:易

ブルー・デ・コースが出てくるのは珍しいですが、③以外はロックフォールとかとブルー・ドーヴェルニュとかと何ら違うことではないので平易な出題だと思います。商品管理に関する問題はチーズでなくても食品に全般に関する基本的なことなので問題ないでしょう。

・・・ていうか何度「乳製品製造業」出題すれば気が済むんですかね(笑)。何度も出るということは重要というだけでなく、誤答が多いからかもしれませんね。

「おまえ過去問できねぇのか!?」・・・受験生版タイガーファンディングのあのH先生のセリフを思い出しますねwww

大問2ー2):【販売】料理好きへのイタリアチーズ3種の提案

難易度:易

イタリアチーズの特徴をどうとらえるか?お客さまの要望(料理好き向け)にどう応えるか?チーズの相場価格を知り予算に合った提案ができるか?・・・がポイントといえるでしょう。

大問3:【飲食】2種類の熟成状態のエポワスのサービス

難易度:難

添付ファイルにも書きましたが、
チーズ好きはマニアックなチーズにハマって熟成の進んだものを求めがちですが、プロならば、いろんな客層に販売・サービスをするので若い状態での楽しみ方も提案できないといけませんね。

大問4:【教室】国産チーズ2種のセミナー

難易度:普通

やっと来たか!という感じです。
ただ以前のパン職人養成の学校への提案と同じで2種しか選べないっていうのは逆に悩みますよね。ちなみに解答例は2パターン用意しました。これから国産チーズがらみの問題が増えてくるのでは?と予想しています。特定のチーズ名が出しにくいのでこのような提案系か記述系が考えられますね。

大問5:レンネットの役割

難易度:易

意外と教本にこういうこと書いてないのですね。私はいつもチーズ検定でこの話してるので随分基本的なことを聞くものだなぁと思ったのですが・・・。

大問6:栄養成分表問題/一次リメイク問題

難易度:(論外)

私は以前から機会あるごとに、「一次で正答率の低い問題は二次でまた問われることがある」と言ってきましたが、今年はまさかの一次そのまんまで驚きました。あと、「CPA通信(特にブラッシュアップのコラム)とメルマガも要チェック」は繰り返し言ってきました。この100kg原料乳からチーズどれだけ?はまさにそのCPA通信で解説されたものです。

ヨーグルト、チーズ、バターについてもチーズ検定でいつも言ってる基本的なことです。そのあたりも、私がCP挑戦前にチーズ検定受験をおすすめしている理由なんですがね・・・

それでは解答例は以下に販売します。特に二次は正解というより解答の一例であることをご理解した上でご利用ください。

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