
【後編】肩の痛み改善-カイロプラクティック-
< インピンジメント症候群の治療と予防 >
インピンジメント症候群を起こさないためには、関節をしっかりと動かせるよう、ストレッチでやわらかくしておく必要があります◇
実際になってしまった後のリハビリとしても普段からやっておくのがオススメです。
どこかが痛いと感じると、そこだけを治療しようと思う方がほとんどですが、それは根本的な治し方ではないという経験をたくさんしました!
どうして痛いのか、どの部分が炎症を起こしているのかという点をしっかりと押さえ、治療やリハビリ、生活週間での対策を考えてアプローチしていく必要がありますね◇
また同じ症候群にならないための予防も必要となります⇩
肩が痛いからと言ってその症状の元となる「癖」が、肩関節や肩甲骨などにあるとは限らないのです。
肩関節や肩甲骨の位置は、背骨によって作られるからだ全体の姿勢によって決まります!
なので、肩だけじゃなく、背骨全体の状態を改善し、肩や肩甲骨の位置を正常化することが根本治療や予防につながります◇
< 腱板損傷・腱板断裂の場合 >
肩には腱板と呼ばれる部分があります。
「腱」はアキレス腱など筋肉の両端部分の名称で、腱板は肩を動かすいくつもの筋肉の腱が集まった部分です。
腱板は腕の骨を肩甲骨にしっかりと固定するための重要な働きをしますが、インピンジメントやスポーツでのケガ、仕事などで繰り返し腕を使う作業によって、筋肉や毛細血管が切れて痛んでくることがあります!
【腱板が傷ついたり切れたりする障害を腱板損傷、腱板断裂と呼びます】
腱板損傷、腱板断裂は腕を自力で上げると痛い、上げることができないことが特徴です。
⇨他の人に腕を上げてもらうと痛みが少ないことが特徴です!

腱板損傷の治し方としては炎症を抑えた後に、関節可動域を狭めないためのストレッチやマッサージを行うことも重要になってきます。
損傷した場所に負担をかけずに腕を動かせるよう、そのほかの筋を鍛えていくという対処の方法です。
特に肩甲骨の外側に回す動きが上手くできるように鍛えていくことが必要になってきます。
※腱板損傷の治療期間には個人差があります※
また、「ただ肩が痛いだけだから」と長期間、症状をそのままにしておく方も多数いらっしゃいますが、それが他の不調のシグナルである場合が比較的多いので何にせよ、早めの対策と予防はオススメです◇
< 肩甲骨の前方・上方変位 >
肩関節は腕と肩甲骨の関節ですので、猫背など不良姿勢によって肩甲骨の位置が悪くなっていると、腕の動かせる範囲は制限されます。
この状態では「腕が上がりにくい」と感じますが、無理に上げようとすると、限界を超える範囲で腕を動かすことになり、関節を痛めたりインピンジメントを起こしたりすることになるので注意が必要です!
違和感やじっとしているときの痛み、可動域減少が気になり始めたら、早めに信頼できる先生のところへ診せにいくことをオススメします◇
じっとしてるときの痛み(安静痛)がある場合は特にお早めに!
< カイロプラックティックによる肩の痛みの施術 >
カイロプラクティックでは、肩関節の動きや肩周囲の筋肉の柔軟性(可動域)や、力の強さなどを詳しく分析します。
インピンジメントが起こっている場合は、その原因になっている部分を発見、施術することで症状の悪化を防ぎ、痛みを改善して流れになります。
また、肩関節を施術するだけでなく、肩甲骨の位置が正常からズレている場合も検査をし施術をします。
背骨を矯正し肩甲骨の位置が正常化することで、無理のない自然な角度で腕を動かすことができるようになる方がほとんどです◇

【痛みや違和感、不安感】
は身体のサインです!
我慢せずにお早めに対策していきましょう♪