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お祖父さんの戦場(1)金鵄勲章

親戚からLINEで写真が送られてきました。
私の義理のお祖父さんにあたる人のことで。

その遺品は金鵄(きんし)勲章というメダルと表彰状、従軍記章、認識票。

いろいろ調べてみると、金鵄勲章は武勲を立てた軍人だけがもらえる特別なものらしく。

従軍記章は戦争に参加した証明書だそうですが、上海事変と支那事変の二つの記章があり、それぞれ年代も書いてあります。

認識票によると歩兵第七連隊第一中隊とあり、金沢の第九師団所属の伍長でした。
伍長は兵卒の上で将校の下、いわゆる「下士官」であり、現場の班長的な存在です。


お祖父さんは、第一次と第二次の両方の上海事変に参加しています。
いずれも「事変」で片づけられないような激しい戦闘が起きています。

昭和7年の第一次上海事変では肉弾三勇士が軍神になったし、昭和12年の第二次上海事変はそのまま日中戦争へ、そして南京占領から大東亜戦争へとつながってゆきます。

生きてる間に言えなかったことがたくさんあっただろうと想像します。
昭和15年に足に銃弾を受けて退役し、戦後も長生きされて、その葬儀には私も参列しました。

こんな説明では、いまいちピンと来ませんよね。
もう少し細かいことを書きます。つづきは次回に。。。


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心理法務カウンセラー 風営法-ハラスメント問題アドバイザー
ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 <(_ _)>