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やる気は『目標設定』で乗り越える

こんにちは。COZY大久保です。

本日は、私が毎週木曜日と金曜日に受け持たせていただいている川口・朝霞野球専科についての内容です。具体的には、私が野球専科で子供達に話す【目標設定】についてです。今回は、目標設定の大切さをテーマにnoteに書かせて頂きます。

昨今の野球界では、よくこんな言葉を多く耳にします。

【やる気】というワードです。


こうした『やる気』という言葉は、野球に限らず、スポーツを経験している方なら誰しもは1度耳にしているのではないでしょうか。そして、多くの子供たちや保護者がこのやる気という呪文に頭を悩ませているのではないかと思います。

『どうしたらやる気が出るんだろう…』
『練習が続かない』
『やる気はあるが結果につながらない‥』
『もっとやる気をだせ』
『やる気が足りないぞ』

スクールに来て下さる選手や保護者様も『やる気が出ないこと』に悩まされているのを聞きます。一体どうすれば、継続的に努力するやる気を身につけられるのか?
そもそもやる気とはなんでしょうか?

私の考えで定義するならば、やる気=課題解決能力 だと考えています。
世間一般で見られるやる気のない選手、というのは『課題を解決する方法がわからない。だから何をどう頑張ればいいのかわからない。』という状態なのです。それが、やる気やモチベーションに左右されてしまうことです。
では、やる気に左右されない為にはどうすべきなのでしょうか。

結論から言うと

『目標設定』がやる気という壁を乗り越える方法

です。

厳密に言うと、『目標設定に具体性がない、あるいは設定のしかたがわからない』状態が、やる気が起きない状態を作り出しているのです。私が、野球スクールに来る子たちに必ず一緒にやる事が目標設定です。何を目指し、そのためには、今の自分が何をするべきなのか。しっかり向き合って対話することをしています。

どのように目標を作っていくと良いのか。その部分を普段の野球スクールでも伝えていることを交えて、かかせていただこうと思います。少しでも、日頃のスポーツライフの充実に役立っていただければ幸いです。


①やる気を保つ為には、『前進している実感』を持つ



さて、目標設定の話をする前に、頑張ることができなくなる原因についてお話をしていきます。
一番の原因は、成果が出ないことがです。もっと細かく言えば、確実に前へ進んでいるという手応えです。成果が出ない期間が長い程、成長を感じられずにやる気や意欲、情熱的のものはすり減ってしまいます。スポーツに限った話ではありませんが、長く努力をしても成果が出ないと、頑張っているのに成果が出ないという状態に陥ってしまう。すると一気に頑張ることが無駄に感じ、やる気を失ってしまう。恐らく、スポーツ経験者に関して言えば、ほとんどの人が通った道ではないでしょうか?

こうなってしまっている状態は、自分が目標達成に近づいている実感を感じられていないことで起こる現象なのです。はっきり言いますが、気持ちがないとかそういう問題ではないです。誰でも長く成果が出せずに停滞していると、やる気が無くなるのは当然なことです。
では、どうすれば前に進むことができるのか。答えはシンプルです。

行動を起こすこと

これに尽きるのです。目標に向かって具体的な行動を起こしていれば、やる気やモチベーションに左右されることがなくなります。ただし、重要なのは闇雲に行動を起こしてしまわないこと。今、目標達成に向かっている実感を得る為には今の行動と達成したいことが結びついてなくてはいけません。
これができていないと、結局頑張っても成果が出ない状態に陥ってしまいます。目標達成のために今やるべきことを明確にする必要があります。
では、今やるべきことを明確にする為には何が必要か?次の章ではその為に必要なことをお話していきます。

②最終目標と中間目標を設定する


ここから、本題である目標設定の部分に入っていきます。

目標を設定するときに、最終的な目標と中間目標を分けて考えることが大切です。最終目標は一つだけですが、中間目標は何個でも立てることができます。その為、できる限り細かく設定できると今取り組むべき課題が見えてきます。

1つの例を挙げて説明していきます。例えば、試合で3安打ヒットを打てるようになる、と目標を立てたら、さらにその目標を達成するための中間目標を立てます。試合で3安打を打つ為には、バッティング練習でヒット性のあたりを増やすことを目標にします。そして、更にそれを達成するための目標を考えてみます。

ティーバッティングで強くスイングできるようになる。→では強くスイングするためには?
下半身を使ってスイングする形を身につける→そのためにはどういう練習が必要?
YouTubeで動画をチェックして良い練習方法を探して取り組むor下半身トレーニングを1日5〜10分行う。

ここまで掘り下げると、今自分が何をするべきなのかが明確に見えてきました。試合で3安打を打つために、今達成するべき目標はYouTubeでバッティング練習を探して、それに取り組むことです。
このように、最終目標から掘り下げて今の自分に必要な中間目標を掲げることで、小さな目標を作り、達成していくことで前に進んだという成果を上げていくのです。そして、その細かい目標達成が積み重なると、最終目標に掲げていた3安打を達成する日が来るのです。

また、目標を明確にして行動することは様々なことからヒントが得られるようになります。目標の達成には、何をするべきなのか。色んな視点から課題解決のための情報を探せるようになります。目標を正しく立てられることで得られることはとても多いです。
実際に野球スクールでも、目標を設定するとコーチへの質問が多くなります。
『打てるようにする為にはどうすればいいのか?』『速い球を投げられるには、どういう練習がひつようですか?』
今やるべきことを明確化できれば、選手も行動がしやすくなります。
その為、

やる気は『目標設定』で乗り越えられるのです。


③目標を持つと、楽しさが生まれる。


ここまで、目標設定の必要性や重要性について書かせていただきました。普段のスクールでも目標の立て方をとにかく最初に伝えています。なぜ私が目標設定の大切さを伝えたいかというと、楽しみ方を増やしてほしいからです。

私も、野球を長くやってきましたが楽しいという気持ちを持って打ち込んできませんでした。もちろん楽しいなと思う時期はありましたが、本当の意味で野球の楽しさに気づいたのは大学生になってからでした。それまでには、味わうことができなかった目標に向き合う楽しさが私の野球への価値観を変えてくれました。

漠然と楽しい、面白いと感じるのも同じ楽しいですが、やはり成長過程を楽しめることが、野球を好きになる上では必要なことになってくると思うのです。

そもそも好きで始めた競技が、周りから「努力の強要」をされてしまい義務的に練習に取り組むようになる選手が多いと感じます。こうなってしまうのが、本人にとっては一番辛いことなのではないかな、と思います。野球が楽しくなれば、四六時中野球のことで頭がいっぱいになりますし、無意識に『上手くなる為には何をするべきか』を考えると思います。

やる気やモチベーションを気になっている時点で、野球をちゃんと楽しめているか?と感じます。だからこそ、具体的な目標設定を考えてもらうことで楽しみ方の幅を増やしてもらいたいと考えています。
ですが、自分1人で最初から目標や目的・課題を設定するのはかなり難しいことです。周りのサポートがあってこそ、実現できるものです。野球専科は、技術の指導はもちろんですが『少しでも、野球の価値観をいい方向に変えていける場所』にしています。
少しでも、私が思う野球の楽しさを具体的に示していきたいと思っております。この記事で、少しでも野球への価値観を変えるきっかけになる内容になってくれれば、私としては十分過ぎるほど幸せなことです。

ぜひ、この記事が参考になってくれたら日頃の練習などに活かしていただければなと思います。また、野球専科にお越しいただいてそういった経験をしてみたいと思っていただけたら、いつでもお待ちしております。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

COZY大久保

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