ずるい
そろそろ仕事の店じまいをする歳が近づいてきました。
働き始めて上司や先輩に言われた言葉をふと思い出すことがあります。
「飲んだ次の日は這ってでも出勤しろ、間違っても遅刻はするな」
「関係ができるまでは電話で済ますのではなく、声と名前と顔が一致してもらえるまで相手先に出向け」
「お前が部下を持ったら部下からの相談は自分の仕事を後回しにしてでも話を聞け、それが難しい時は話を聞ける時間を明確に提示しろ」
「部下の責任はお前の責任、部下の手柄は部下の手柄、お前の手柄ではない」
「自分より年上が仕事上で頭を下げる時があるが、それはお前の席に対して頭を下げるのであって、お前個人に頭を下げるのではない。勘違いするな」
文字にするとキツイ表現で今の時代にそぐわないこともありますが、内容はそのようなこと。
でも、よくよく考えると全て仕事をする上では至極当然。
そのような教育を受けることができたのは幸せだと思っています。
折あるごとに後輩や部下に伝えましたが、果たしてうまく伝わったかどうか・・・。
でも、それを教えてくれた上司も先輩も鬼籍に入ってしまった・・・。
自分ができているかどうか、確かめる術がなくなった。
ずるいじゃないですか。
それとも、自分もそっちに行ったらその時に教えてくれますか・・・?