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【女性理学療法士】希少性を持たせるためはじめに手をつけたこと


こんにちは。

アラサー女子の理学療法士です。
学生時代から何も進歩していない私が、無職からどうにか前に進んでいく活動記録です。


私についてはこちらから↓


前回の記事にも沢山のアクセスをありがとうございます。


さて、前回の話で私は技術を持つために流行りの筋膜について学ぼうと決意しました。

まずは何故筋膜への施術が、効果があるのかを勉強することにしました。
メカニズムを理解することで、自分の行う施術に自信が持て結果的に患者様との信頼関係に繋がるかと思います。



筋膜とは?

筋肉や内臓などの組織を包む結合組織のこと。
筋肉を支え、保護し、形を保つ役割を果たし、筋肉同士やその他の組織との間の摩擦を減らす機能を持っています。

ここで大切なことは、
筋だけを包んでいるわけではないということ。

よくみる筋膜のイラスト

イラストのように編み編み(ハニカム構造)になっている筋膜が身体を包んでおり、第二の骨格とも言われています。


筋膜の成分

筋膜は主に3種類の成分から出来ています。

成分表


筋膜の3つの性質


上記の成分表からもわかるよう、筋膜には主に3つの性質(役割)があります。

1.弾性
2.粘性
3.塑性(そせい)…限界以上の力を加えた際、元には戻らないこと


筋膜 断面図



筋膜変性の影響

ではこのような役割を持った筋膜が変性してしまうと、どのような影響が起こるのか、以下にまとめます。

⬛︎浅筋膜
血管やリンパ管が走行

→よって、浅筋膜の変性により血行不良やリンパ液の滞留を引き起こす可能性があります。


⬛︎深筋膜
筋肉と相互作用し、筋力の伝達に関与

→よって、深筋膜の変性により筋発揮に問題が生じる可能性(筋肉の伸び縮みや疼痛)があります。


余談ですが、
加齢や紫外線によりエラスチン(弾性)は低下します。その為ほうれい線や皮膚の下垂、顔の皺が顕著になってきます。筋膜の成分を考えると当たり前ですよね。

エラスチン低下による皺


筋膜とは何か、考えていくと臨床で見てきた疾患や症状の改善に応用できそう、筋膜に対する治療をやってみたいなと思いました。


筋肉の付着部(筋膜展開)

学生時代、沢山筋肉の起始停止を覚えたと思います。勿論今後も必ず必要な知識です。

しかし、そもそも筋肉は筋膜というものに覆われているため起始停止には筋膜の存在も考慮すべきです。

そして筋膜ははじめに述べた通り、身体を包みこんでいるため一枚の膜で繋がっています。

 
つまり、筋肉が引っ張られた際、その力は起始停止部だけでなく繋がっている筋膜にも伝達され負荷がかかっています。(深筋膜が伸長されることにより、固有感覚:ルフィニ、パチニ受容器が活性化)




上記について勉強してみて、何故筋膜へのアプローチで症状(疼痛や可動域制限、リンパ不良等)が改善するのか理解できました。


では様々な影響力をもつ筋膜が何故悪くなってしまう(硬く)のか、次回勉強してみます。


同じように勉強を全くしてこなかった理学療法士さんや、卒業して間もない方がいましたら是非一緒に勉強してみましょう。

沢山の理学療法士に埋もれないよう、少しでも魅力的な理学療法士になれたらいいなと思っています。


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