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【物語】白雪姫 ”No.9” Snow White

私の好きなインナーチャイルドカードは【おとぎ話のタロット】とも言われている、物語をベースにしたカードです。
昔読んだことのある懐かしい童話や、意外と知らなかった物語もあったりして、カードへの理解も深まるかと、それにまつわる物語を読んで感想を記録しています(^^)/



今日のカード


Ⅸ.白雪姫


大アルカナ9番、タロットカードでは隠者のカード。
インナーチャイルドカードでは、白雪姫の物語と紐づいています。



読んだ物語は?

『しらゆきひめ』

文・絵/たかの もも
原作/グリム
発行所:フレーベル社(2015年)


『グリム<初版>を読む』

著者/吉原高志・吉原素子
発行所:白水社(1993年)







読んで感じたこと

こちらの前半部分に書いております。




物語とカードの関係(私の考察含む)

このカードの絵柄の場面は、森へ連れてこられた白雪姫が狩人の慈悲によって一命をとりとめ、森をさまよい見つけた小さなおうちで、疲れて寝入ってしまったところでしょうか。小人(ノーム)がランプを掲げ「この子は誰だ?」とのぞき込んでいるようにも感じます。
はたまた、胸紐(ネックレス)で絞めても毒入りの櫛でも白雪姫を亡きものとできなかったお妃が、毒リンゴを食べさせた後でしょうか。

ガイドブックには、この物語に秘められているのは「人類への奉仕と賢明な判断に関する重要な教訓」だと書かれています。カードの意味も「沈思と奉仕」とされていて、物語がもつメッセージとは少し結びつきづらい気がしますが…。

お妃の手口で何度も危ない目にあうのに過ちを繰り返す白雪姫は、いつも小人たちに助けられて事なきを得ますが、賢明な判断が出来ていなかったと言えるのは沈思の部分、

よく考えなさいね

というタロット・隠者の意味にも通じます。

また、白雪姫は小人たちの家に置いてもらう代わりに家事全般、身の回りのことを引き受けます。Disney版アニメーションの白雪姫はすっかり大人で、ノーム達のために明るく優しくよく働くイメージです。これは奉仕の部分。
でも白雪姫は、お城を追い出された当時7歳だったとか。
お妃が鏡に聞くまでに、かなり月日が経っているのかしら??(笑)

ノームは木漏れ日が彼女の身体、心、魂を照らし出す、ガラスの棺に彼女を横たえます。彼女は「光になる」必要があるのです。
ノームに対する従順な働き、掃除、他者を慈しむこと、謙虚であることなど、彼女の内なる奉仕が完了したのです。

インナーチャイルドカード日本語版ガイドブックより



またノームは、ドイツの伝承では自然界の精霊とみなされています。
鉱山、洞穴、山そして林や森の地下に住み、クリスタル、宝石、鉱物に関する知識とパワーをもつ地球の守護精霊たち。
そんなノームたちと一緒に暮らす中で、知恵をつけていく白雪姫。

今回は【白雪姫のイメージ】が大きく反映してカードに紐づけられているのかなと思いました。


そのため、このカードがリーディングに出てくる時は、自分自身の内側に眠る知恵を受け取る準備が出来ていること、小人たちのような助力者とガイドに支えられていることを伝えているようです。

うん、まさに白雪姫さん状態。
感謝感謝ですね。

そうして、今後は自分が地球に人類に奉仕していく・・・、ってかなりスケールの大きい話になりますが、「自分の持っている力を自分の周りに役立てていける段階だよ」ということだと理解しました。


今回はグリム童話のこと、伝承・民話、言い伝えについても、深く知ることが出来てよかったです。
本書に載っていたヘンゼルとグレーテルや、いばら姫、ラプンツェルなども読んで考察したいと思います。










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