#094【絵本】街どろぼう
今日は絵が素敵な絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『街どろぼう』
著者/junaida
発行所/福音館書店(2021年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【誰と一緒に居たいか】
私が感じた事
junaidaさんといえば、『Michi みち』や『の』に描かれているその独特で緻密で繊細な絵が印象的です。
めずらしくストーリー絵本を見つけたので借りてきました。
この絵本、サイズは小さめですが背の部分が濃紺の布装でタイトルが金箔押しです、カッコいい。
表紙からすでにjunaidaさん。
ですがストーリーはちょっと悲しい。
(でも終わりはハッピーエンドなのでご安心を^^)
タイトルの街どろぼうとは、
表紙を見ての通り巨人のことです。
「どろぼう?え?なんで?」と聞き返すのではないかと思うくらい、そんなつもりは毛頭ない寂しがり屋で優しい巨人。
まぁ初めいきなりやっちゃった感ありますが^^;
朝起きてポツンと一軒家状態(笑)
このお父さん、機転利いてます。
巨人を怖がらずにその環境をすんなり受け入れたはよかったけど…これじゃぁ巨人の意図が伝わってない。いや伝わっての事?たしかに欲しいもの何でもって言われたけれど。
そのあとも街の人たちは次々と・・・。単純で気のいい巨人をいいように使ったのかどうなのか?ですが、結局街全体がごっそりお引越し。
巨人は、タイトル通りのどろぼうになってしまいます。
街の人は気持ちよく暮らせるようになったけど、これでは何のためにどろぼうしたのか分かりません(笑)
友達がいつも周りにたくさんいて賑やかなのに、全然楽しくない。心の中は満たされない。
今の友達付き合い・人間関係において自分自身を振り返る、そんな気持ちを呼び起こさせます。
お互いの気持ちを分かり合えて一緒に居て居心地がいい人が一人でもいれば幸せ、そんなことを教えてくれる絵本なのですが、やっぱり直でjunaidaさんのステキな絵も見て欲しい一冊です。
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