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#128【絵本】おじいちゃんがのこしたものは…
今日もクリスマスにちなんだ絵本📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『おじいちゃんがのこしたものは…』
文/マイケル・モーパーゴ
絵/ジム・フィールド
訳/佐藤見果夢
発行所/評論社(2019年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【愛する子どもたちに伝えたいこと】
【地球にできること】
【しあわせで生きるために】
私が感じた事
クリスマスの日。
ツリーの下でみんながもらったプレゼントを開けた最後に、
毎年家族で読むお手紙があります。
ママであるミアがもらった手紙。
それは幼かったミアに贈った
おじいちゃんからのクリスマスプレゼント。
お手紙の書き出しは、
幼いミアと一緒に庭仕事をした日の想い出から。
おじいちゃんがミアのことをどんなに愛しく想っているか、可愛いミアの様子も絵から伝わります。
いつまでもあんなふうに幸せでいてほしいと思う気持ちから、おじいちゃんは動くミミズをつまんで見せに来る小さいミアに、大切なことを手紙で伝えていきます。
おじいちゃんは今年73才だ、ミア。
長い人生を生きてきて、学んだことがあるとすれば、それは、地球も、こきゅうする生きものだということ。そして、人間は、もうこれ以上地球をいためつけてはいけないということだ。
ミミズやかえる、動物も植物も人間も、地球に生きる家族の一員。
人間は地球を愛することを学びなおさなければならないと。
いくら便利な世の中になったとしても、
地球の家族全員が気持ちよく過ごせなければしあわせではない。
調和、愛、そのサイクルやリズム。
私たち人間が一人ずつ意識すれば、どんな小さなことからでも地球の癒しとなるきっかけになることを意識させてくれます。
ちょっと難しいけど、
子どもたちは何となく理解し意識していくようになるのでしょうね。
この絵本の中の家族みたいに年に一度、
クリスマスに読み聞かせたいステキな絵本です。
絵本のタイトルの答え。
おじいちゃんがに残したものは…
「手紙」であり「クリスマスプレゼント」であり
やっぱり
「愛」でしたね~^^